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2009年が始まりました!
2009年01月07日

皆様、ブログの更新が遅くなり、申し訳ございません。
公職選挙法により、
不特定多数の方に、年賀状など新年の挨拶ができないのです。
お許しください。
今年も区民の皆様が安心して暮らせるよう、より多くの皆様の声を聞き、
区政に反映させていきたいと思っております。
今年も昨年同様、精一杯努力し、頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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平成21年 世田谷消防団始式
2009年01月09日

本日、世田谷区民会館ホールで行われた、
「平成21年世田谷消防団始式」に行ってまいりました。
私ひうち優子は、消防団運営委員会に所属していることもあり、
昨年から消防団には、ついて、何度も取り上げさせていただきました。
本日この始式に出席させていただき、
改めて消防団の存在意義、重要性を再確認いたしました。
消防団については、昨年一昨年から何度も書かせていただきましたが、
初めてブログを見てくださる方もいらっしゃると思うので、
改めて簡単に消防団について書かせていただきます。

消防団は、自分たちの街を自分たちで守る、という精神に基づき
本業を持ちながら地域の安全と安心を守るために活躍されている方々の集まりで、
ほとんどの市町村に、消防機関の一つとして設置されております。

消防団員の活動内容としては、
●火災発生時における消火活動
●地震や風水害といった大規模災害発生時における救助・救出活動
●警戒巡視、
●避難誘導、
●災害防御活動
●平常時における訓練
●応急手当の普及指導
●住宅への防火指導
●特別警戒
●広報活動
などに従事し、地域における消防力・防災力の向上において重要な役割を担っているのです。
消防団は、地域における消防・防災の中核的存在なのです。
私はこの始式、また昨年昭和女子大学で行われたポンプ操法大会に出席させていただき、
一昨年に比べ、女性の数が増えている、という印象を受けました。
女性の消防団の方の存在意義は大変大きいと思っております。
消防団は体力面ではなく、精神面・心のケアも面でも大変重要な役割を果たしている、と思います。
そういう意味では、女性、また一人暮らし高齢者の方にとって、
行きとどいたきめ細かな部分にも手が届くのではないか、と思っております。
実際、女性の消防団の方々は、
一人暮らしの高齢者宅への防火訪問、応急手当の普及指導などにおいて活躍しているのです。

昨年から今年にかけて世田谷区内でも
太子堂・上北沢・代田・若林
そして記憶に新しいことと思いますが北烏山での火災がありました。
そしてそのような時こそ、
地域の事情・家族の状況を把握されている、消防団の方の存在が大きいのです。
昔から、「地震・雷・火事・おやじ」といわれているように、
火事は人の命をも奪ってしまう、大変怖いものであります。
火事で家が全焼してしまうと、損失は計り知れないものがあります。
最近は特に空気も乾燥しているので、
皆さんも火事には十分気を付けてくださいね。

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災害時区民行動マニュアル1
2009年01月10日

昨日、世田谷消防団始式に出席させていただきました。
また来週1月17日は防災とボランテイアの日、
そして1月15日から1月21日は、防災とボランテイア週間です。
各地で防災に関する様々なイベントが開催されます。
今日はこれらのことを踏まえ、
「日ごろから災害に備えよう!」というテーマで、
災害時の行動マニュアルについて(特に地震について)書かせていただきます。
 非常時に備えること
●地震に備えて、家族で災害時にどうするか、を前もって話し合う
 (役割分担、避難場所、避難場所までの道順、家族との連絡方法を確認)
●住まいの点検
●非常持ち出し袋をつくる(非常持ち出し品)
●食料・水・救急箱を備える(非常備蓄品)
●必要な情報の入手方法を確認する
●地震が起きた後の行動を、いろいろな場面を想定し、シュミレーション行う。
●地域のことは地域で守る(自主防災組織、防災訓練等)
次回から1つ1つ、詳しく書いていきますね。

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災害時区民行動マニュアル2
2009年01月12日

続きを1つずつ書いていきますね。 
非常時に備えること
●地震に備えて、家族で災害時にどうするか、を前もって話し合う
 (役割分担、避難場所、避難場所までの道順、家族との連絡方法を確認)
家族の話し合いで決めておきたいこと
◎家の中でどこが一番安全か、また危険な所はどこか、確認する。
◎一時集合所、広域避難場所を実際に家族皆で歩いて確認しておく。
◎最短距離より安全な避難ルートを全員で考える。
◎広域避難場所の中で迷わないよう、自分たちの集合場所を決めておく。
◎災害時の連絡先を決めておく。ex、災害伝言ダイヤル等。
(地震直後は電話がつながらなくなるため)
◎昼と夜の場合の、家族皆の行動パターンを確認する。
◎普段から火気器具の点検や家の補修、室内の整頓をする。
◎非常時に持ち出すものとして何をそろえておけばいいか、を決めておく。
◎消化器や救急箱、非常持ち出し品の置き場を確認する。
◎出火防止や初期消火の分担を決め、練習しておく。
◎防火訓練に、積極的に参加する。
◎隣近所のお年寄りや障害のある方の名前を知っておく。

避難について
地震が発生したら、まず皆が協力して出火防止、初期消火に全力を尽くすことが重要。
しかし延焼範囲が拡大するなど、生命に危険が迫った時には避難を行います。
避難する時とは
・区や防災関係機関の避難勧告や指示があった時
・避難の指示がなくても防災区民組織等が避難の必要があると判断した時
・周辺地域に火災が発生し、延焼の危険がある時
どこに避難するか?
避難勧告や指示が出た時、また自主避難を行う時、どちらの場合にも
基本的に次の手順で非難します。
@一時集合所に集合する。
 危険回避のために一時的に集合して様子を見る、または避難のために一時的に集合する所。
 区内に約400か所指定されている。
A・広域避難場所に避難する。
 (火災の延焼などにより自宅・一時集合所が危険な状態になった場合。区内外に22ヵ所指定されている。)
 ・火災延焼の心配や倒壊などがない場合は、自宅や事業所に戻る。
B避難所に避難する。
 (火災の延焼の危険は去ったが自宅が安全でない時、自宅での居住継続が困難な場合、
  二次災害の可能性がある場合に、一時的に生活するための施設。)
必要な情報、家族の安否確認について
地震が起こった時には不安に駆られ、様々な情報が飛び交い混乱することがある。
区役所や消防、警察、メデイアなどから正確な情報を入手することが大切。
情報入手方法
・ラジオエフエム世田谷(周波数 FM83.4MHz)
・災害情報テレホンサービス 0180-99-3151
・ケーブルテレビ
・防災行政無線(区内187か所に設置された防災無線塔から放送)
・世田谷区ホームページ(http://www.city.setagaya.tokyo.jp/)
世田谷大規模災害時専用ホームページ(http://setagaya.sdiss.info/index.htm)
・災害・防犯メール配信サービス
  (あらかじめメールアドレスを登録された方を対象に、
  地震、風水害、土砂災害等の災害情報や防犯情報が配信されます。
  登録方法は、http://www.bousai-mail.jp/setagaya/)
・広報車
・アマチュア無線(世田谷区職員無線クラブ(コールサインJA1ZSH)が区内のアマチュア無線局との交信を通じ、
         被害状況等、必要な情報を収集する)
家族の安否確認の方法
大規模災害時には、電話がかかりにくくなり、家族の安否確認が困難になる可能性がある。
毎月1日の体験日に、下記の方法を試しておくとよい。
・災害用伝言ダイヤル171(保存期間は48時間)
 伝言の録音方法
 171→1→(×××)×××ー××××→伝言を入れる(30秒以内)
 伝言の再生方法
 171→2→(×××)×××ー××××→伝言を聞く
・災害用ブロードバンド伝言板web171(保存期間は48時間)
 インターネットを利用して被災地の安否確認を行う伝言板
 https://www.web171.jp
携帯電話の災害用伝言版
 携帯電話,PHSの各社が開設するサービスに登録するとよい。

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災害時区民行動マニュアル3
2009年01月14日


●住まいの点検
 危険箇所のチェック
・建物の外壁や瓦等の落下、堀が転倒する危険はないか?
 ⇒修理・補強・取り替えをする
・本棚、たんす等が転倒する恐れはないか?
 ⇒固定するか、安全な場所へ移動する
・寝室、乳幼児のいる部屋などに必要以上の家具を置いていないか?
 ⇒他の部屋に移動
・高い所にテレビ等の重い物を置いていないか?
 ⇒低い所に移動
・テレビ・冷蔵庫等の上に、ものを置いていないか?
 ⇒移動
・可燃性の高いもの(ex.灯油、食用油、塗料)は、転倒、落下防止されているか?
 ⇒箱などに入れ、床面に置く
・避難する時の通路、階段等に大きな荷物や家具は置いていないか?
 ⇒別の場所に移動
・窓ガラスにひび割れはないか?
 ⇒取り替える
●家具等の転倒、落下防止
◎壊れやすい家具
・コンクリート建築の上層階にあるもの
・奥行きに比べて高さがあるもの
・畳の上に置いてあるもの
・重心が高いもの(重いものを家具の上のほうに収納している)
・二段三段と重ねたもの
◎安全な置き方
・転倒防止器具を付ける
・ガラス飛散防止フィルムを貼る
・できるだけ壁につけて置く
・滑りどめを付ける
・部屋の出入り口付近には置かない
・窓ガラスから離して置く
●家具転倒防止器具取付支援制度について
高齢者、障害者等がお住まいの居室、寝室等にある家具で地震時に転倒の恐れがある場合、
転倒防止器具の取付工事を区が支援する
●簡易耐震診断・耐震診断士派遣制度及び耐震診断助成制度について
世田谷区では、一般的な木造一戸建て住宅を対象とした簡易建物耐震診断について、
実施方法とその結果の判定方法をまとめた「誰でもできるわが家の耐震診断」の資料を配布。
建物に対する専門的知識も不要、誰にでも計算でき、目安がつけられる。
判定結果によって、今後対策をしたほうがよう場合、専門家による耐震診断を行うとよい。
木造で回数が2以下の住宅(併用住宅、長屋及び共同住宅を含む)の場合、
費用のかからない耐震診断士派遣制度あり。
また木造以外では耐震診断に要する費用の一部を助成する制度あり。

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災害時区民行動マニュアル4
2009年01月18日

●非常持ち出し袋をつくる(非常持ち出し品)
非常持ち出し品リスト
・貴重品(現金・通帳・印鑑・権利証等)
・飲料水
・食料(3日分)
・懐中電灯、予備電池
・携帯ラジオ
・マッチ、ライター、ローソク等
・救急セット
・衣類
・靴(頑丈で熱に強いもの)
・防災ずきん又はヘルメット、防じんメガネ、マスク、軍手、タオル
・缶切り、ポリ袋、ちり紙、歯磨きセット
・携帯用トイレ(排便収納袋)
・ビニールシート
・災害時区民行動マニュアル
その他
 ・赤ちゃんがいる家庭は、粉ミルク・ほ乳びん・おむつなど、
 ・お年寄りや障害をお持ちの方がいる家庭は、常備薬や介護用品
 ・入れ歯やメガネ、
 ・自宅内で動けなくなった場合、救助要請用の笛も用意するとよい
 ・食物アレルギーの人は対応食を用意

非常持ち出し袋の置き場所
避難する時にすぐに取り出せるような場所に置く。押し入れなどはすぐには取り出せないのでNG

●食料・水・救急箱を備える(非常備蓄品)
被災してまず必要になるのは、食料と水。1人最低3日分を目安に家族の分を用意。
買った年月日を記入して、年に1回は買い替えること。
◎非常用食料等
 保存できる食品例
 ・レトルト食品
 ・缶詰のご飯、又はアルファ米
 ・肉や魚の缶詰
 ・乾パン
 ・菓子類等
 乳児用
 ・粉ミルク
 ・離乳食
 その他
 ・はし
 ・スプーン
 ・紙皿
 ・食品用装用ラップ
 ・缶切り
◎水
・1人1日3?の水が必要。家族が最低3日生活できる長期保存用のペットボトルを用意。
・風呂の残り湯は、捨てずにためておく。(消火の時や断水になった場合、トイレの排水用になる)
・夏は特に水の消費が多くなるので、多めに用意する・
◎救急箱
 大地震の場合は、交通が不通、同時多発火災などにより、消防署等の救急活動が困難になる倍場合あり。
 そのためにも軽い怪我は応急処置ができるようにしておく。
 ・消毒液・ガーゼ・包帯・三角巾・ひも・ばんそうこう・鎮痛剤・胃腸薬・風邪薬・綿棒
 ・湿布薬・はさみ・とげ抜き・体温計・安全ピン・マスク・コットン・目薬・生理用品・テイッシュ等
 (・日ごろから持病ある人は、予備の薬や処方箋も入れておく
  ・割れたガラスを踏んでしまったり、かすり傷を負うことも多いので、消毒液は必要。
  ・打ち身やねんざも多いので、既製の湿布薬がある便利。
  ・三角巾は固定、止血等、多くの用途あり。)

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災害時区民行動マニュアル5
2009年01月21日

●地震が起きた後の行動を、いろいろな場面を想定し、シュミレーション行う。
いろいろな場所にいた時を想定し、
それぞれの場合にどのような行動をとるか、を考えておくことが大切!
◎自宅にいた時
 自宅及び家族の安全を確保するために次のことに気をつける。
 
 地震発生直後
 ・机、テーブルの下にもぐり、身の安全を確保する。座布団があれば頭部を保護する。
 ・火気器具の元栓を閉める等、火の始末を行う。
 ・揺れがおさまったら戸を開けて出口を確保する。(戸が閉まらないよう、身近なものをはさみこんでおくとなおよい。
 ・あわてて外に飛び出さないようにし、周囲の状況をよく確かめて行動する。
 ・家族同士や近所の人と声を掛け合って、安全を確かめあう。
 地震がおさまった後
 ・大地震のあとは物が落ちてきて大変危険なので注意して入室し、ガス漏れの点検などの安全確認を行う。
 ・電気、ガスの供給が止まったら、供給が再開されるまで電気器具のコンセントを抜き、
  ブレーカーを落とし、ガスは元栓を閉めておく。
 ・地震により上下水道が壊れると、地域の生活環境が不衛生となるため、
  特に食べ物・飲み物の衛生管理に気を配る。
 
◎自宅外にいた時
 
 デパート・地下街・映画館にいた場合
 ・デパートの場合は、カバン等で頭を保護し、大きな柱の近くや広い場所に移動。
  係員の指示に従う。
 ・地下街では60m間隔以内で出口が設置されており、停電になっても誘導灯がつくので、
  落ち着いて係員の指示に従う。
 ・映画館の場合は、シートの間にしゃがむなどして、係員の誘導を待つ。
 会社にいた場合
 ・かばん、本等の固いもので頭を保護し、机の下等に入る。
 ・窓際のガラス近くやロッカーなどからは、速やかに離れる。
 ・避難するためにエレベーターを使うのは絶対に避け、
  高層ビルの場合も階段を利用する。
 駅・電車内にいた場合
 ・ホームにいたら、カバン等で頭を保護し、柱や壁に身を寄せる。
 ・ホームから落ちた場合は、助けを求めて引き上げてもらうか、揺れが収まるまでホームの避難帯で様子を見る。
 ・電車に乗っていた場合は、車掌や運転手の誘導があるまで、外に出ない。
  手すりにつかまるなどして、乗務員や車内放送による指示を待つ。
  勝手に非常用コックを開けたり、窓ガラスを割って線路に飛び出すのは危険。
 外を歩いていた場合
 ・狭い路地や塀際は、かわらや窓ガラスの破片等が落下してきたり、ブロック塀が倒れてきたりするので遠ざかる。
  (ブロック塀は、水平の揺れに弱く、ひび割れが入ると簡単に倒れる)
 ・カバンや本等で頭を保護し、広場が近くにある時には、避難する。
  広場が近くにない時にはとりあえず街路樹等の下に避難する。
 車の運転中
 車運転中には、震度4で揺れに気づき、震度5強で運転が困難になる。そこで、
 ・衝突しないように注意し、道路の左端に停車させる。
  (交差点は避け、近くの駐車場や空き地がある場合、そこに駐車する。)
 ・カーラジオをつけ、地震情報を聞く。
 ・避難を要する場合、炎を引き込まないよう窓を閉め、
  鍵はつけたままドアロックをせずに車の外へ出て、安全な場所に避難する。
 ・高速道路では、減速しながら走り、緊急の場合は道路の左端に停車させる。
  橋やトンネルが長い場合には、左端に停車して、速やかに橋やトンネルの外に避難する。
 車を運転する人が普段から準備しておきたいこと
 ・家族と避難先、連絡方法を決める。
 ・次のものを車に用意しておく。
   消火器・ロープ・軍手・懐中電灯・救急セット・飲料水・乾パン・携帯トイレ
◎遠距離の外出先からの帰宅
遠距離通勤・通学をしている人は、平常時から十分な備えを行っておく。
 ・徒歩での帰宅に必要な装備
   鉄道等交通機関が使えない場合に備え、勤務先等に水・食料・地図を備えておく。
 ・徒歩帰宅の場合に備え、帰宅経路を実際に歩いて確認しておく。

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災害時区民行動マニュアル6
2009年01月23日

●地域のことは地域で守る(自主防災組織、防災訓練等)
本日は、地域のことは地域で守るということですが、
大きく分けて2つあります。
@隣近所の助け合い(防災パートナーをつくる)
Aまちぐるみの助け合い(防災コニュニテイーをつくる)
順に書かせていただきますね。
@隣近所の助け合い(防災パートナーをつくる)
いざという時に頼りになるのは隣近所の人たちなので、
家族だけでなく隣近所の人たちとも大地震が起こったときのことについて、話し合っておくことも大切。
◎安否の確認
 まず、自分と家族の安全を確保し、身の回りの火の始末をした後、
 隣近所の安否を確認する。
 特にお年寄りや障害がある方が近くに住んでいるときには、普段から居場所を確認しておく。
◎初期消火
 ・風呂の残り湯を利用する
 ・三角消火バケツなどを常備する
 ・消火器を使えるようにする
 ・火が出たら大声で知らせ、助け合って消火する
◎救出・救護
 ・隣近所、力を合わせる
 ・家庭にある資機材を使う(パール・のこぎり・自転車用ジャッキ・毛布など)
 ・応急手当を行う
 ・安全な避難経路と避難場所を複数確認しておく
◎避難
 ・一時集合所や広域避難場所に避難する時には、
  孤立しないように近所でまとまって行動する
 ・お年寄りや障害がある方が逃げ遅れないよう、
  避難の必要を伝えたり、手を引いたり、車いすを押すなど、
  避難の協力をする。
 ・火災を防ぐため、必ず電気のブレーカーを落とし、
  ガスの元栓を閉めてから避難する
Aまちぐるみの助け合い(防災コニュニテイーをつくる)
町会などを単位として普段から、
近所のお年寄りや小さな子どもたち、障害のある方などのことを考えながら、
協力して救出・救護ができるよう準備しておく
◎避難困難な方の支援
 お年寄りや障害のある方は、地震が発生した時に1人で身の安全を確保し避難することが容易ではない。
 そこでこうした方々と普段からつながりを持ち、
 町会自治会等により結成されている防災区民組織などを中心に、
 地震発生時の初期消火や避難、救出・救護に関する支援体制を築いておくことが大切。
 具体的には、
 ・寝たきりの方がいる家庭、お年寄りや障害のある方のみの家庭では、
  普段から隣近所や防災区民組織との交流を持ち、
  いざという時に避難の援助をしてもらう。
 ・視覚障害ある方を見かけたら声をかけ、周囲の状況を伝え、
  必要な場合には安全な場所へ誘導する。
  誘導する際には足元に注意しつつゆっくり歩き、
  今の位置や方向を具体的に伝えるようにする
 ・聴覚障害の方には、手話や紙に筆記をするほか、
  手のひらに指先で字を書いて伝える。
  口をなるべく大きく動かすことで、話す内容を伝えることもできる。
◎防災区民組織の活動
 大地震が発生した直後は行政機関の災害対策活動だけでは十分ではないので、
 防災区民組織による活動が重要。
・平常時
 防災知識の啓発や地域の防災計画の作成、防災点検や防災訓練の実施等、
 地域の災害対応力を強化する役割。
・災害時
 救出・救護活動、初期消火活動や避難誘導、情報の収集伝達、
 給食・給水活動の協力や避難所の管理運営に携わる。
◎防災訓練・防災教室への参加
被害を最小限に抑え、災害時に的確に行動するためには、
頭の中だけで理解しているだけではだめ。
防災訓練に参加をして、各自のとるべき行動を体で覚えておくことが大切。
区では次のような防災訓練等を実施、又は支援している。
・地区防災訓練
 防災区民組織など、住民による実行委員会が主体となり、
 出張所・まちづくり出張所管内ごとに結集し開催されている。
・避難所運営訓練
 災害時に、円滑に避難所が運営できるよう、
 避難所の開設や運営等に関する訓練を、
 地域と学校関係者の方々が協力して行っている。
・防災教室
 防災教室は、防災区民組織、学校や事業所などが計画的に実施する防災訓練のこと。
・防災フェア
 区では毎年防災週間(9月初旬頃)に実施している総合防災訓練の一環として、
 区民が防災について楽しく学べるイベント「せたがや防災フェア」を開催している。
 
その他にも、防災施設見学、また区では防災映像資料の貸し出しも行っている。
東京都には立川防災館・池袋防災館・本所都民防災教育センターなどがあり、
地震体験コーナー・消火訓練コーナー・煙体験コーナーなどが体験できる。

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我が家の防火安心チェック
2009年01月26日


冬は湿度が低くなり、乾燥していることもあり、火災が起きやすくなります。
そこで本日は、住宅火災出火原因順位を書かせていただきます。
次の項目に当てはまる数が多いほど、火災危険が高くなります。
皆さんも気を付けてくださいね!!

第1位 こんろ
 ・火を消さずにこんろから離れ、別のことをすることがある。
 ・こんろの周りに燃えやすいものを置いている。
 ・調理中、こんろの炎が衣類の袖口などに触れそうなことがある。
 ・グリルの中が油で汚れている。
 ・こんろの上にふきんなどを干している。
第2位 放火
 ・ダンボールや古新聞、雑誌等の可燃物を、家の周りに置いている。
 ・門扉・車庫・物置等のカギが開けっ放しである。
 ・家の周りに外灯などがなく、暗い。
 ・決められた日時以外にごみを出すことがある。
 ・防炎品でない車両カバーを使用している。
第3位 たばこ
 ・寝たばこをすることがある。
 ・吸い殻をそのまま無造作に捨てたり、ゴミ箱に捨てている。
 ・くわえたばこをしながら、別のことをすることがある。
 ・灰皿にたばこの吸い殻がたまっている。
 
第4位 ストーブ
 ・ストーブの火を消さないで寝たり、そのまま部屋を離れることがある。
 ・ふとん、カーテン、スプレー缶の近くにストーブを置いている。
 ・ストーブの上で洗濯物を乾かすことがある。
 ・給油や移動はストーブの火をつけたまま行っている。

また、平成22年4月1日から、すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務化されます!
合わせてお知らせいたします。
ここで、住宅用火災警報器の必要性について、簡単に書かせていただきます。
・火災による死者の8割は住宅火災から発生している。
  (住宅火災の死者 841人:85,3% 東京消防署管内の近年10年間のもの)
・住宅火災により亡くなった方の5割が、発見の遅れによるものである。
  (1位 発見の遅れ 418人:49,7%、
   2位 自力避難困難 112人:13,3%
   3位 衣類への着火  83人:9,9%
   4位 逃げるタイミングの遅れ 39人:4,6%
   5位 その他、不明 189人:22,5%)
・火災拡大を未然に防いだ事例報告が増加している。
 例:てんぷら鍋をガスコンロにかけたままその場を離れ、
   隣の部屋で家事をしていた。
   しばらくして警報音に気づき、台所に行くと鍋から火が出ていた。
   よってエアゾール式簡易消火具で消火し、119番通報した。

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