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平成27年第2回定例会 一般質問

◎スケアードストレイト方式(事故再現型)の自転車安全教室の拡大

取り上げた理由(課題)
・自転車が絡む事故が、交通事故全体の約4割。
・6月1日から、自転車運転者講習制度が導入され、自転車運転に対する取り締まりが強化されたが、それとともに自転車のルール・マナーを周知徹底すること、また自転車が安全に走行できる空間を作ることは必須。

ひうち質問・提案
自転車の安全対策には、自転車のルール・マナーの周知徹底が今後も不可欠。
現在、世田谷区では、事故再現型のスケアードストレイト方式の自転車安全教室を実施。(中学3年間で1回、大学生に出前講座、親子イベント等)
しかし年4回と、特に社会人の方向けのスケアードが少ない。
今後、スケアードの回数を増やす、また、保育園・幼稚園に送り迎えするママさん達への出前での自転車安全教室も必要。見解を伺う。

答弁:
今後もスケアードストレイトの安全教室を地域で行う。その際に、保育園・幼稚園の保護者の方など、できるだけ多く参加していただけるよう、周知する。

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◎SNSを使った自転車安全対策

取り上げた理由(課題)
働く世代の方は、安全教室に行く時間もない。6月1日から自転車取り締まりが強化されたので、今後は、自転車のルール・マナーの周知徹底が必要。

ひうち質問・提案
働く世代の方は、自転車安全教室に行く時間がない。区のツイッターやfbでの動画配信も一つの手段と考える。

答弁:
スケアードストレイトの安全教室は、事故の再現を直接体験することで、交通ルールを体で覚えることを狙ったもの。どの程度の効果があるか、今後研究する。

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◎自転車運転者に対する道路標識教育

取り上げた理由(課題)
自転車は軽車両でありますので、道路標識が適用される。しかしこのことを知らない方もいる。

ひうち質問・提案
・「自転車は軽車両なので、道路標識が適用される。」このことを周知すべき。
・今回の自転車取り締まりの強化に伴い、特に、運転免許を持っていない区民の方々・高齢者の方に対して、道路標識教育を行うべき。
・区のホームページや区報で自転車の道路標識を守らなければならないことや道路標識の種類など周知が必要。

答弁:
交通安全教室、自転車講習、区のHPなどを活用して、周知する。

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◎自転車レーン、自転車ナビライン、自転車ナビマークの拡大

取り上げた理由(課題)
自転車が絡む事故が、交通事故全体の約4割を占める。
以前から、自転車が安全に走れるような空間をつくることが必要であり、このことは自転車のためだけではなく、歩行者の方の安全、そして車を運転される方にとっての安心にもつながる、皆様がよい施策であると申し上げてきた。
車道、歩道、自転車道のすみ分けをすることが必要。

ひうち質問・提案
以前から自転車レーン・ナビラインなどの自転車ネットワーク計画が必要と訴え続け、ようやく3月に策定された。今後10年間で優先整備路線72Kmが計画されたが、まだ具体的な路線が示されていない。例えば、駒沢公園通り、新町〜桜新町間などに、自転車レーンを整備すべき。優先整備路線を示していただきたい。また、既存の自転車レーンどうしをつなげる必要あり。例えば246号線の三軒茶屋〜駒沢大学間と明薬通りなど。

答弁:
今年度の自転車レーン整備予定は、駒沢公園通り、城山通りなど7箇所約2Km。平成36年度までの10年間で、72Km整備予定。
246号線と明薬通りがぶつかる部分に、青の矢羽と自転車ナビマークを組み合わせたものを表示予定。

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◎ゲリラ豪雨対策

取り上げた理由(課題)
昨年の夏、ゲリラ豪雨による被害が発生した。前期で、土のうステーションの必要性を取り上げ、区内36カ所に設置されたが、今後は区内全域に設置が必要。
 

ひうち質問・提案
①以前、36箇所ある土のうステーションを区内全域に広げるべきと質問した。その後の進捗状況は?
②豪雨対策には河川・下水道の整備の抜本的対策と雨水貯留浸透施設の設置等の流域対策がある。
抜本的対策として、世田谷区内の分流式地域の雨水管の整備が約2割と大変遅れていることから、残り8割の雨水管の整備が必要。
流域対策として、貯留と浸透の両方の機能を兼ね備えた、雨水貯留浸透施設の増設が必要。昨年7月に桜丘地域に整備されたが、今後、他の地域への整備すべき。
③即効対策として、みぞの定期的な清掃も引き続きすべき。
昨年度、区はこれまでの計画の見直しを行い「世田谷区豪雨対策行動計画(後期)」を改定したとのことだが、今後の豪雨対策の施策展開について伺う。

答弁:
① 5月までに、50箇所の土のうステーションを整備済み。
② 抜本的対策:残り8割の雨水管の整備は、東京都下水道局と連携協力し、早期整備を目指している。
流域対策:平成25年に被害があった、上馬•弦巻地区、中町・上野毛地区を新たにモデル地区に指定。道路の単位対策量を引き上げる。具体的には、12箇所ある雨水貯留浸透施設を増やす予定。
③ 溝の定期的な清掃も引き続き行う。

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◎三軒茶屋、二子玉川、下北沢、千歳烏山などへの駐輪場の整備

取り上げた理由(課題)
・以前から、駒沢大学駅・三軒茶屋・二子玉川・下北沢などの駅の駐輪場が少ない。増やしてほしい、とのご意見をいただいている。

・前期の質問で、駒沢大学駅周辺には、新たな駐輪場が整備予定。具体的に、上馬地区会館の移設、取り壊しが完了した後、平成29年度に整備工事を行う予定。

ひうち質問・提案
例えば、三軒茶屋、二子玉川、下北沢、など利用率100%を超えている場所には、例えば地下式立体駐輪場、歩道上への駐輪場、また民間の駐輪場整備に対する助成の制度の周知、など工夫して、増やすべき。
三軒茶屋の6つの駐輪場平均利用率は、平成26年現在128.36%、二子玉川の2つの駐輪場の平均利用率120.15%と、いずれも100%を超えており、駐輪場の整備が必要。
下北沢駅は、3つの駐輪場の平均利用率が100.26%となっており、今後、街が大きく変わる際、上部利用への駐輪場を整備が考えられる。
以前から提案しているが、土地が狭く駐輪場が設置できない場所には、地下式立体駐輪場が有効。その他にも歩道上への駐輪場整備など、さまざまな手法を駆使して工夫した駐輪場の整備が必要。
また、区の設置が難しければ民間の駐輪場整備に対し区が費用の一部を補助する「民営自転車等駐車場育成補助金交付制度」の活用の呼びかけも考えられる。この提案も踏まえ、下北沢・二子玉川・三軒茶屋駅への駐輪場の整備すべき。

答弁:
地価の高い駅周辺に、まとまった土地を確保することは難しい。地下式立体駐輪場も狭い土地への設置というメリットはあるが、整備費・ランニングコスト等の課題あり。
民間への助成制度は有効。既存の駐輪場の有効活用と鉄道事業者との連携を行っていく。

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◎三軒茶屋、下北沢などへの図書館カウンター(本のない図書館)

取り上げた理由(課題)
・以前から、二子玉川・下北沢・三軒茶屋駅周辺に、図書館がない、といったご意見をいただいている。
・4月から、二子玉川のライズの中に、本のない図書館、図書館カウンターがオープンした。

図書館カウンターとは?
図書館カウンターは仕事帰りに立ち寄れる新たな形の図書館で、スマホやパソコンで本の予約ができる、本の貸出・返却ができる、夜遅くまで開館して駅の近くにあることが特徴です。利用者の方からも、大変便利になった、と好評。

ひうち質問・提案
平成21年から何度か図書館の適正配置について取り上げてきた。図書館配置については、エアポケットという考え方があり、そのはざまに当たる地域の方々は図書館不便地域になっていることも事実であり、下北沢や三軒茶屋、二子玉川といった駅周辺は図書館不便地域である。何も大きな図書館をつくらなくても、駅のちょっとしたスペースを利用して、ICTを活用して図書の検索、取り寄せ機能と返却ボックスを置けば十分に機能する、と主張してきた。
まず、図書館カウンター二子玉川の実績と、そして今後、三軒茶屋や下北沢といった、他の図書館不便地域への図書館カウンター設置の可能性について、見解を伺う。

答弁:
三軒茶屋に、10月開設を目途に準備を進めている。

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◎公共施設への設置Wi-Fi設置

取り上げた理由(課題)
・世田谷区の公共施設でのWi-Fiの設置状況は、区民施設で約30%、庁舎は8.1%と低い状況。
・一方で、他区の状況は、中野区、墨田区、足立区、港区などで区民施設、ほぼ100%などと高い状況。
また、豊島区では、5月7日から東日本で初めて、新庁舎の全フロアで、「フリーWi-Fi」サービスを開始。

ひうち質問・提案
世田谷区の設置率は、以前より少し上がったが、区民施設約30%、庁舎8.1%。前期の質問ののち、北沢タウンホールの2階、ホワイエ、また16の図書館にWi-Fiが設置され、一歩前進した。
しかし、限られた携帯電話会社しか設置されていないことから、公平性の観点から、誰でも使えるようなFree Wi-Fiにすべき。
豊島区では、5月7日から、東日本で初めて、新庁舎全フロアでFree Wi-Fiを設置。
国では、総務省と観光庁が連携して、外国人旅行者向けの無料公衆Wi-Fiの整備促進に取り組む協議会を設置しているし、東京都も、オリンピック・パラリンピックを見据え、区市町村観光インフラ整備支援補助金事業を開始した。
今後、オリンピック・パラリンピックで海外のお客様をお迎えするに当たっても、Wi-Fi設置は不可欠。
今後、東京都が出している、オリンピック・パラリンピックに向けての補助金を使い、世田谷区でも誰でも使えるFree Wi-Fiを整備すべき。

答弁:
平成27年3月から、砧支所1階~3階で、Free Wi-Fiを開始。今後、国・都の動向を注視する。

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◎戸籍抄本・戸籍謄本・住民票発行など、窓口のワンストップサービス

取り上げた理由(課題)
区民の方から、「戸籍抄本・謄本・住民票を取る際に、窓口が分かれていて、その都度並び直さなくてはならない。時間がかかる。一度の取れるようにならないか?」との意見をいただいた。

ひうち質問・提案
現在、世田谷区では、戸籍関係の書類と住民票、印鑑証明書の発行は、支所外の出張所以外では、別の窓口になっており、並び直さなくてはいけない。葛飾区や杉並区などでは、転入の届出・戸籍抄本・謄本の発行など、全てワンストップで行うことができ、大変便利。
世田谷区では、今後共通番号制度の導入にあわせ、区でも戸籍抄本・謄本・住民票などの発行、転出・転入の手続など、ワンストップサービスをしていただきたい。

答弁:
マイナンバー制度に合わせ、総合窓口創設を予定しており、手続を統一していく。

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