区民の皆様の声を元にした活動

LINEで送る

◎財政調整基金(どの施策でも使える貯金)と特定目的基金(目的以外には使えない貯金)について

カテゴリー:

頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

ひうち質問
今回の基金からの繰入金の決算額は、22億9,900万円で、前年度と比較すると、9億3,400万円の増となっている。つまり、貯金を下ろした額が昨年度より増えているということになる。
また、基金残高の推移を見ると、ちょうど山型になっており、平成15年度以降、20年度までは、残高が大きく伸びているが、20年度を頂点に、それ以降は右肩下がりとなっている。
ただ、この右肩下がりも、特定目的基金(目的以外には使えない貯金)が大きく減っているためであり、財政調整基金(どの施策でも使える貯金)を見てみると、ほとんど横ばいで減っていない。
 そこで、基金の積み立てと活用についての考え方はどのようになっているのか、また、財政調整基金については、ほぼ横ばいだが、現在の積み立て水準が適切と考えているのか、伺う。

答弁:
・当区は、地方交付税の不交付団体であり、また、いわゆる赤字債が発行できないことから、急激な社会経済環境の変化に対して、自力により対応していかなければならず、一定規模の基金を確保することは、安定的な行財政運営を図るために不可欠なことと認識している。
・こうしたことから、特に、経済状況の変動による財源調整のための財政調整基金については、取り崩しを極力抑制し、この間、基金残高全体が減少するなかでも、一定の水準(180億円台)を確保するとともに、平成25年度当初予算においては、財政調整基金の取り崩しを五年ぶりにゼロとした。
・基金残高は20年度以降、減少し続けており、24年度末時点の基金残高は611億円で、借金である起債残高(681億円)を70億円下回っている状況である。
・引き続き、今後の行政需要を見極めながら、基金残高の確保と起債残高の逓減を図ることを基本に、安定的な行財政運営に努めてまいる。



議会中継動画

  • インターネット議会中継

定例会名