区民の皆様の声を元にした活動

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◎自転車安全利用推進員について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

○取り上げた理由
・自転車安全利用の啓発のための施策として、自転車安全利用推進員を育成する、とのこと。
・私は、先日の総括で東京都の条例を取り上げ、自転車のルール・マナーの周知は行政だけでは限界があり、事業者・マスコミ・電車やバスなどの公共交通機関に協力していただき、様々な所からのアプローチが必要で、それにより、全体的にボトムアップを図ることができる、との主旨で質問した。
・この方法の1つとして、今回の自転車安全利用推進員への育成・支援は新たな視点であり、よいと考える。

○自転車安全利用推進員とは?
・区民の方が自主的に自転車の安全利用について、ルール・マナーの周知に取り組むよう、区がルール・マナー啓発の核となる方々を推進員として育成・支援する仕組み。

・具体的には担い手を公募し、講習会受講のうえで活動プランを提出していただき、区民が自ら交通安全教室を行うといった活動内容について相談に乗るほか、プログラムの例示、資料の提供、講師の派遣や紹介等の支援をしていく。

・自転車の安全利用を根付かせていくためには、区や警察署による指導、取り締まりだけでなく、身近なところでの継続的な取り組みが必要との観点から、区民の主体的な活動が重要と考えている「大人から叱られるよりも同世代から注意された方が心に響く」という、区でインターンシップを体験した大学生の言葉もあるように、こうした自らの気づきが重要。

・今年度、区では、玉川地域で「はなみず木通り」の愛称で呼ばれている、砧線の跡地を利用して整備された道路の自転車ルールづくりに関する世田谷総合高校のワークショップを支援するなど、自転車安全利用推進員のモデル実施を進めております。また今後、区内の事業者、大学、子育て世帯等を通じて、自転車事故件数の多い20~40代に計画的に働きかけていく予定。
・これらの取り組みを通じて区民の意識・関心を高め、参画の気運を醸成し、来年度の公募による本格実施につなげていく。

ひうち質問
・20~40代に働きかけていく、ということは、働く世代の方々への自転車事故の件数が顕著であることからも必要であり、この世代の方々が自転車安全利用に関心を持ち、自主的に取り組むこと、その核となる自転車安全利用推進員を育成することは、効果的であると考える。
・今後は、区主導ではなく、常識にとらわれず、区民の方々の自由な発想を重視して、それらよいアイディアが広がるように進めていただきたいと思う。
・例えば、時間がなくて自転車安全教室に参加できない方々のために、核となる自転車安全利用推進員が、自ら自転車のルール・マナーの役立ち情報をまとめたコンテンツを作成したり、分かりやすく動画を作成し、you tubeに投稿できるよう、区がルールに関する情報提供をするなどの取り組みが考えられる。
・そうすれば、核となる推進員を中心に、皆それぞれがフェイスブックなどのSNSを使って、いいね!を押してもらうなどして、安全教室に足を運ぶ時間がない方々にも、自転車のルール・マナーが自然に広がっていくと考える。
・そうすることで、自転車が歩行者ではなく軽車両だという意識改革にもつながる。
・区は、様々なメニューを用意して、活動の門戸を広げ、その活動を丁寧に支援することが大切と考えるが、見解を伺う。

答弁:
・自転車安全利用推進員の育成・活用に当たっては、ご指摘のように区民の意欲と能力をいかに引き出すかがカギと考えている。
・ご提案のようなインターネットを活用した取り組みも、区民の自由な発想と多彩なスキルが活きる活動メニューであると考える。
・現在区では、この自転車安全利用推進員のモデル実施として、区内の様々な活動と協働を進めているが、そうした中で高校生に興味を持って自転車ルールを学んでもらうために大学院生が作成した、人形を使ったコマ撮りアニメを観る機会があった。区民の創意工夫の素晴らしさを改めて学んだ。

・自転車安全利用推進員の育成に当たっては、育成のための講習会を受講した後、活動プランを提出していただくことを考えているが、この段階でていねいに相談に乗り、活動開始後もきめ細かく支援してまいる。

文教委員会所管



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