区民の皆様の声を元にした活動

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◎私立幼稚園の預かり保育について

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頂いたご相談

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取り上げた理由
・世田谷区は、本年4月の保育待機児童が884人になった。全国で最も多い状況。区は認可保育園を中心に、平成19年の8672人から、平成25年には12814人と1.5倍と急増しているが、未だ追いつかない状況である。

・一方、幼稚園を利用している家庭でも、保育ニーズを持った方が増えており、私立幼稚園のPTAの保護者アンケートでもその傾向が現れている。
また、例えば週3~4回のパートタイムの方や自営業の方などの場合、フルタイムでなくとも子どもを預けたいが、現在は選択肢が限られており、フルタイムの認可保育園を希望せざるを得ない状況もある。

・よって、今後の保育は、フルタイム型から、多様なニーズに対応した保育サービスの提供が必要であり、そのことで待機児童解消にもつながると考える。そのニーズに対応する保育の1つとして、幼稚園の預かり保育の拡充が必要だと思う。

ひうち質問
世田谷区は、保育園待機児童が全国で最も多い現状がある。
一方、幼稚園を利用している家庭でも、保育ニーズを持った方が増えていることから、今後の保育は、フルタイム型から、多様なニーズに対応した保育サービスの提供が必要であり、そのことで待機児童解消にもつながると考える。そのニーズに対応する保育の1つとして、幼稚園の預かり保育の拡充が必要だと思う。
現在、区内58箇所ある私立幼稚園では、保育園並みのフルタイム型の保育を行う幼稚園は7箇所で、その他、公開されている26園は独自の方法で実施しており、定期的な利用、夏休みなどの長期の休暇中の対応は、できていない状況。
今後、平成27年度からの子ども子育て支援新制度においては、短時間や居宅就労といった、多様な保育を求める声もある。
よって、今後、保育の選択肢を増やす必要があり、そのことが、待機児解消にもつながると考える。今後、私立幼稚園の預かり保育を、7園から広げていくべきと思うが、見解を伺う。

答弁:
・現在、私立幼稚園58園中、7園で保育園並みの預かり保育を行っており、26園で独自の預かり保育を実施している。
いずれも幼稚園通園児に利用が限られているが、一定の役割を果たしている。
・私立幼稚園PTAのアンケート調査では、就労している保護者が約16パーセント(フルタイム、パートタイム、自営業の合計)おり、特に、パートタイムで働いている保護者の割合の高い結果が出ている。この点からも、フルタイム就労に対応する保育園型にこだわらない、柔軟な運営による預かり保育の必要性が高いと認識している。
・区では、平成26年度の保育園入園申請の際の参考となるよう、区のホームページに預かり保育実施幼稚園の案内を掲載したが、多様化する保育ニーズに対応するため、私立幼稚園の更なる協力もいただきながら、区内の幼稚園で行う預かり保育の充実に努めていく。



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