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◎平成24年度決算の実質収支

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今回の決算では、歳入総額と歳出総額の差し引きが41億5,700万円となっており、使い道が決まっている翌年度への繰越13億7,200万円を差し引いた実質収支が27億8,500万円となっている。
これは、昨年度決算の実質収支18億9,000万円と比べると、ほぼ1.5倍となっており、黒字の幅が増えたということになり、これは大変よいことである。
一方でそもそも自治体の決算では、もちろん赤字は問題だが、民間企業のように、黒字幅が大きければいいというものでもないと考える。必要なところに区民サービスを行う視点、適正化が大切である。
そこで、決算収支を見る際、実質収支は基本的な指標であると考えるが、今回の区の実質収支額について、どう評価しているのか、まず伺う。

答弁:
・区の決算収支については、利潤追求を目的とする民間企業とは大きく異なり、住民の福祉の増進という地方公共団体の役割を果たすため、税を中心とする財源を有効に活用すべきことを考えると、黒字、即ち余剰金の大幅な拡大は必ずしも望ましいことではないと認識している。
・24年度決算の実質収支が前年度に比べて拡大した理由としては、4年ぶりの特別区税の増収をはじめ、財調交付金の増など歳入が比較的堅調だったことと、歳出面では、社会保障関連などの財政需要は引き続き増大したものの、学校改築や公園・道路の用地取得などの投資的経費が大幅減となったことなどによるものである。
・この実質収支27億8,500万円は、25年度の一般財源として繰り越されており、このたびの補正予算の財源として有効に活用している。(補正額 1次:7億2,300万円、2次:6億1,300万円)
・評価は、財政指標のひとつである実質収支比率で見ると、財政規模に対する実質収支の割合であり、一般的には概ね3%~5%が適正とされており、24年度の世田谷区の数値は1.7%という水準になる。
約2,400億円という財政規模等に照らすと、適切な範囲であると考えている。



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