区民の皆様の声を元にした活動

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◎電子図書館について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

〇電子図書館とは?

電子書籍をインターネット上で貸し出す図書館で、図書館に行かずとも本を借り、アイパットなどで読むことが可能です。また、蔵書スペースを気にしなくていいので、はるかにたくさんの書籍を保管できる、また、劣化の心配もないので、貴重な歴史資料などの保存、維持もできる、紛失や延滞防止にもなる、障害者への配慮もできるなどのメリットがあります。
一方、デメリットとしては、出版社の理解も必要で、全ての本が必ずしも電子化できるわけではないといったことが挙げられます。しかし、アメリカや韓国では公共図書館の約6割は電子図書館ですし、公共図書館での不正防止のセキュリティーがしっかりすれば、電子図書館も今後進んでいくと思います。

 

課題

機能別図書館の1つで、過去3回質問した。

著作権法上の問題、出版社の理解が必要。

 

課題解決に向けた質問・提案
電子図書館は、自宅に居ながら本を借りることができる、はるかにたくさんの書籍を保管できる、劣化の心配はがないので、貴重な歴史資料の保存ができる、紛失防止にもなる、時間を気にせずに本が借りられる、などのメリットがある。また、20164月の障がい者差別解消法成立により、障害者の方の施策としても電子図書館は必要であると考える。

現在、電子図書館を導入している自治体は、約60自治体202図書館と、3年間で約40自治体と年々増えており、お隣渋谷区でも、都内で3区目、今月から導入した。

世田谷区も電紙媒体との役割分担をしながら、電子図書館整備をしていただきたい。以前から質問している内容ですが、改めて見解を伺う。

 

成果

 

・第2次図書館ビジョンでは、新しいメディアでの資料収集・公開を進め、電子図書館への対応についても、技術面や法的な整備や利用者の動向等を勘案しながら検討することとしている。

 

・23区の状況としては、千代田区、中野区、渋谷区が電子書籍貸出サービスとして電子図書館を導入しているが、全国の公共図書館のうち、50~60館程度の導入状況であり、様々な課題があることから、公共図書館での導入が進んでいない状況がある。

 

・自宅にいながらサービスを受けることができる電子図書館は、文字拡大機能や音声読み上げ機能などを有し、図書館に来館できない区民の方にとっても大きな利便性の向上につながるものと考えている。一方で、著作権保護等の法的課題や、データ消失リスクやデータの互換性といった技術的課題、利用者のプライバシー保護などのセキュリティ面の課題への対応を検討していく必要がある。

・スマートフォンやタブレット端末の急速な普及もあり、電子図書館サービスの需要は今後さらに高まるものと認識しておりますので、引き続き調査・研究していく。



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