区民の皆様の声を元にした活動

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◎通学路の安全対策について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

第2回定例会後の経過
第2回定例会では、ハード・ソフト両面からの安全対策について取り上げ、ハード面では制限速度を30km以下に規制する方策、またソフト面では、通学班ごとの地図に道路などの写真を張りながら、実際に危険な場所を保護者と点検し、安全マップを作り変え、実際にマップを安全行動に移す広島県の小学校の取組みについて取り上げ、工夫した安全マップの取組みについて質問させていただいた。
その際の答弁では、安全マップについて、改めてPTAや児童とともに安全マップを作成することを働きかけるとともに、道路管理者や警察との合同点検の実施を行う、とのことだった。

今回は、その後の対応について、伺ってまいる。

◆ひうち質問1
都市整備委員会の答弁では、区内の通学路の緊急合同点検のうち、学校側から上がってきた危険箇所は309箇所、とのことだったが、この夏休みに行われた緊急合同点検は、どのようなメンバーで、どのような箇所について、点検を実施したのか?
また、通学路の危険箇所については、保護者の皆様や地域の方々から、様々な箇所について、相談をいただくが、学校や地域により事情が異なってくるので、危険度も異なると考える。今回の点検では、どのようにして危険箇所を抽出したのか、伺う

答弁:
・実施にあたっては、学校・PTA・道路管理者・警察署等が連携して、事前に学校で抽出した309箇所について、合同での点検を実施し、既に終了している。また、国道・都道についても、それぞれ国・都の道路管理担当者が点検に同行している。
・点検には、学校からどのような対策を望んでいるかの要望も、道路管理者や警察の方にしており、今後反映していただけるよう、調整してまいる。
・抽出された箇所の主な状況だが、交通量が多い、歩道が設置されていない、信号機がないなど様々な状況が報告されており、多くの方の声が反映され、抽出されたものと考える。

◆ひうち質問2
緊急合同点検が終わり、2学期が始まって1ヶ月以上経っており、点検を実施した危険箇所については、早急に対応すべきと考えるが、今後どのように対応していくのか、スケジュールを含めて伺う。

答弁:
・今後、道路管理者や警察署の助言と協力により、対策案を策定していくことになる。
一方で、学校の要望を生かして、危険防止が簡易に施せるような歩道カラー化等について、既に対策が済んでいる箇所もある。また今年度実施できるところも出来るだけ早急に対応していくとのことも道路管理者から聞いている。
・今後も国への報告については、11月末までに文部科学省に対策の状況を報告することになっているが、対策によっては予算の確保が必要なものも含まれているので、道路管理者や警察署との情報を密にして、連携を取りながら進めていく。

◆ひうち要望
文部科学省を中心に、国土交通省・警察庁が協力して設置した、「通学路の交通安全の確保に関する有識者懇談会」の意見が8月にまとめられた。その中で、事故における自動車の速度が30キロを越えると死亡率や重症になる割合が急激に高まるというデータがあることから、幹線道路であっても通学路にあたる場所については、30キロの速度規制が大変有効であると報告されている。
土曜日授業があることから、土曜日の規制も含め、警察と共に一層連携し、有効な交通規制を設置していただきたい。

◆ひうち質問3
学校での安全マップの活用についてだが、ハード面の整備だけでなく、子ども自らが危機・危険を予測し、それを回避する力が必要と考える。
先の第2回定例会における私の質問の答弁では、「マップの作成を働きかけている」とのことでしたが、各学校では、具体的にどのように危険箇所を把握し作成しているのか、学校での作成状況について、進捗状況を伺う。

答弁:
・安全マップは、児童自身が学区域内の危険箇所を確認し、危険を予測するとともに、自ら対応する力がつく効果が見込まれるため、各学校で地域特性に合わせて作成している。
・安全マップの作成は、ほとんどがPTAの皆さんが参加され、協力をいただきながら作成しているが、通学路の事故が続いた今年度においては、1学期だけでも4割以上の学校において、今年度の改定をされており、児童も作成に参加したり、また総合的な学習の時間において、児童自身が作成するなどの取組みも盛んになってきている。
・児童の交通安全に対する意識を醸成し、危険を予測し回避する力を一層高めていくためにも、安全マップの作成と活用は、有効な手法の1つと考える。このため、教育委員会でも、「学校安全対策マニュアル」を昨年度作成し、改めて安全マップの作成・改定を呼びかけている。



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