区民の皆様の声を元にした活動

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◎認知症探索サービスについて

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題

・高齢化が進み、認知症と診断されている方は、2015年で、全国で約462万人、2025年には約700万人に増加すると言われている。

・認知症の症状の一つとして徘回行動があり、認知症で徘回をし、行方がわからなくなってしまった方は全国で約1万人と言われている。

・ちょっと目を離したすきにいなくなってしまったというケースはよくある。御家族も、警察に届けて近隣を探すが、なかなか見つからない現状。

 

課題解決に向けた質問・提案
・以前に他区の事例を取り上げ、世田谷区でも実施をすべきとの質問をした。

・他区では、高齢者が徘回で行方不明となった場合、24時間パソコンで検索をしたり、電話で問い合わせることで、その居場所を家族が把握することができる認知症探索サービスに補助金を出し、GPSの機能を認知症の家族にも貸し出しており、23区中、多くの区が導入をしている。

・以後、世田谷区ではどのように取り組んでいるのか、進捗状況を伺う。

 

成果

・区では、平成27年に認知症の方のGPSの利用等について、認知症の家族会を対象としたアンケートを実施した。その結果、GPSの利用については、本人が持って行ってくれない、途中で捨ててしまった、電池が切れて使えなくなったなど、継続的な利用には困難を伴うことがわかった。このため、目立たずに御本人が身につけることができ、外出先で保護された場合に、24時間365日対応している高齢者安心コールを通して御家族等に連絡し、身元が確認できる方法として、平成29年度から高齢者見守りステッカー事業を開始し、警察にも御協力いただいている。
・また、認知症があり、外出先から戻れなくなるなどの症状は、介護保険の認定調査訪問の際に把握することが可能なことから、ケアプラン作成の際に、デイサービスや定期巡回・随時対応型訪問介護看護など、認知症の方に適したサービスの利用につなげるよう、ケアマネジャーの研修等を通して指導している。

・今後は、地域の方々にも高齢者見守りステッカー事業の周知に努めるとともに、認知症サポーター養成講座で、道に迷っている高齢者等に声かけを行うロールプレーなどを実施するなど、認知症の御本人や御家族の安心安全の確保に努める。



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