区民の皆様の声を元にした活動

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◎芸術教育について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題

芸術教育に取り組むことは、感性を培う・人間力を豊かにするなど、必要と考える。しかし、現状、実技の時間は多くあるが、比べて作品鑑賞が少ない。
課題解決に向けた質問・提案

・小中学生の頃からの芸術教育は、感性を養う意味で重要なことはいうまでもない。芸術作品に触れることで、感性を培うことができ、しいてはそのことがその人間自身の教養の高さにもつながる。
・現在、芸術教育は、楽器演奏、唱歌、写生、工作などの実技と、様々な作品鑑賞が行われているが、作品鑑賞が少なくなっている。
・私たちの日常の中で、芸術作品として、鑑賞の対象になるものは、多く存在する。音楽では、クラシック・ロック・ジャズ、さらには三味線・長唄などの伝統音楽、また美術は、絵画・彫刻・デザイン・写真・建築、また両者を融合した総合芸術として、映画・オペラ・能・狂言・歌舞伎などがある。これらの作品鑑賞もバランスよく取り入れることが大切と考える。
・また、地域の演奏家の方をお招きをし、鑑賞することも有効と考える。
・以上を踏まえ、芸術教育について、現状と今後について、見解を伺う。
成果

・優れた作品を鑑賞する等、芸術教育を通して豊かな情操を養うことは、子どもたちが豊かに生活するために欠かせないものであると捉えている。
・現在、区内全小学校の4年生には、「小学校美術鑑賞教室」として、世田谷美術館の豊富な作品を鑑賞する機会を設けている。鑑賞の力は自分が感じたことや思ったことを友達と話し合う活動を充実させることでさらに高まることから、グループで館内を回りながら作品について語り合う活動を設定している。また、5年生を対象に、「小学校音楽鑑賞教室」を実施しており、オーケストラの生演奏を鑑賞することで、感性豊かな児童を育成することをめざしている。
・一方で、芸術教育を充実させるための要素として、自分で歌ったり、楽器を演奏したり、絵を描いたりといった表現活動も重要。表現と鑑賞はそれぞれが独立したものではなく、相互に関連させながら指導をしていくことで子どもの豊かな情操を養うことができる。

・教育委員会としては、今後も豊かな芸術教育を推進していくため、地域人材の活用や、表現と鑑賞の活動を年間指導計画にバランスよく配置することで、子どもがもっている能力を一層伸ばしてまいる。



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