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◎自転車ヘルメットについて

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題 

自転車利用時の交通事故で死亡者の7割が頭部の致命傷で、警察庁によると、一昨年までの5年間に起きた自転車の事故では、ヘルメットを着用していなかったケースが、着用していたケースより致死率が2.3倍以上にのぼっている。

 

課題解決に向けた質問・提案1 

・道路交通法の改正により、令和5年4月1日から、自転車に乗る人全員にヘルメットの着用が努力義務とされる。現行法では、自転車利用時のヘルメット着用の努力義務が13歳未満とされているところ、法律が施行されると自転車に乗る人全員にヘルメット着用の努力義務が課される。

・私が過去何度か質問した、自転車ヘルメットは、世田谷区では、令和2年10月1日から、世田谷区自転車条例の改正により、13歳未満の子どもの自転車ヘルメット着用が義務になっており、保護者に対する責務となった。

・今回の道路交通法改正により、13歳未満だけでなく、すべての方に、自転車ヘルメットが努力義務、13歳未満は道路交通法で努力義務。世田谷区の13歳未満の子供は、世田谷区の条例で自転車ヘルメットをかぶることが義務となる。今回の法改正で死亡事故の減少を目指すねらいがある。

・特に13歳未満の子供の保護者の方には、自転車ヘルメットの義務を引き続き周知していただきたい。保育園・幼稚園の出前自転車安全教育、また小学生の保護者の方に、学校と連携して周知を行うなどして、広報・周知していただきたい。見解を伺う。

 

成果

・小学校において、自転車運転者のヘルメット着用の努力義務化を、11月中旬と冬季休業日直前の12月中旬に区教育委員会から、全校に向けてヘルメット着用により頭部を守ることの重要性を含めた自転車の安全な利用の仕方について指導するよう、周知している。

・保護者への周知は、これまでも保護者会等の際に児童・生徒の自転車の安全利用について周知してきた。ヘルメット着用の努力義務化についても周知を図る。

・幼稚園について、自転車運転者のヘルメット着用の努力義務化について、1月下旬に東京都を通じて警視庁より「幼児同乗用自転車の利用時の乗車用ヘルメット着用の促進」に関する周知依頼があった。
・幼稚園も保育園と同様に、日常生活等で幼児同乗用自転車を利用する保護者が多いこともあり、園を通じて当該啓発チラシを保護者へ速やかに周知している。
・今後も、ヘルメット着用により頭部を守ることの重要性について、関係機関と連携しながら、様々な手段により保護者及び園児に伝えていく。

 

 

課題解決に向けた質問・提案2

ヘルメットの着用は子どもだけでなく、特に高齢者の方にとっても重要。高齢者の方が車・の免許証を返納して車の運転をやめ、自転車を利用するケースが増えており、それが影響しているのか、高齢者の方の自転車事故が増えている。特徴は、走行中にバランスを崩して転倒して頭を打つことが致命傷になっており、命を落とすこともある。

・社会人、また高齢者の方向けといった世代別の安全教育の必要性については、これまでも何度か取り上げ、提案、質問をしてきたが、高齢者の方への安全啓発について、特にヘルメット着用の周知徹底を行っていただきたい。

今回の道路交通法改正による自転車ヘルメット着用の努力義務化に備え、乗車用自転車ヘルメット着用の周知について伺う。

 

成果

・区では、区内の交通事故防止に向け、管内4警察や教育委員会などと連携し、道路・交通環境の改善や交通安全意識の普及に努めているが、自転車事故による被害を軽減するためには頭部を守ることが重要であり、全ての自転車利用者のヘルメット着用を習慣化する必要があると考える。

・今後、幅広い世代に対し、自転車安全利用五則の活用や着用の必要性を示し、警察と連携して、ヘルメット着用の促進につながる広報・周知に努めていく。



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