区民の皆様の声を元にした活動

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◎自転車の安全対策について

カテゴリー:

頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

1.自転車活用推進計画について

2.外国の自転車教育

3.KEEP LEFT

4.思いやり1.5m運動

 

 

課題

交通事故全体の約35%が自転車が占める事故。この事故の%を減らす必要がある。そのために、自転車の安全教育、自転車専用レーンの整備、ソフトハード両面からのアプローチが必要。

 

課題解決に向けた質問・提案1

 

自転車活用推進計画についいて

平成2951日に、自転車活用推進法が施行された。この法律は、社会的な交通手段としての自転車の役割拡大に向けるもので、私がこれまで訴え続けてきた自転車専用道路などの整備、シェアサイクル施設・駐輪場の整備のほか、自転車安全教育、災害時の有効活用なども含まれている。

この法律の9条には政府に自転車活用推進計画の制定が義務づけられているが、同時に、1011条には都道府県や市区町村にも計画策定の努力義務が課されている。
 世田谷区は先行してさまざまな自転車政策に取り組んできたが、後押しする法律がようやくできた。推進計画に対する今後の区の対応について、伺う。

 

成果

区としては、今後、国や東京都が策定する計画を踏まえ、すでに策定済みの計画、「世田谷区自転車等の利用に関する総合計画」や「自転車ネットワーク計画」等の計画との整合性を図りながら、区の実情にあった自転車活用推進計画を検討してまいる。

 

課題解決に向けた質問・提案2 

外国の自転車教育・KEEP LEFT・思いやり1.5m運動

 

先日、松山市で開催された、全国自転車利用推進フォーラムに参加した。このフォーラムの中では、各自治体の先進的な取り組みが発表されていた。

金沢市では、デンマーク式の自転車安全教育を取り入れており、単に自転車のルールを教えるのではなく、楽しみながら学ぶことをテーマにして、自転車を使って、リング渡しや洗濯物干しなどのゲームを行い、自転車の操り方・バランス感覚・チームワークを育む、といった取り組みを行っていた。

このように、上からルールを教えるのではなく、まずは幼児の頃から慣れ親しみ、楽しみながら行うことで、ルールが子どもたちの中に入りやすくなると考える。

また、フランスでは、子どもたちが自転車教室を受講すると、その日に学んだ内容のアドレスを明記したリストバンドを配布し、家に帰った時に親子でそのアドレスを検索して動画で見る、といった親子の自転車安全教育を狙った取り組みも行っている。

また、左側通行、という視点では、「KEEP LEFT」という自転車の前かごに付けるプレートを子どもたち自身でデザインして、オリジナルのプレートを自分の自転車に付ける取り組み、またKEEP DISTANCE という視点では、愛媛県で行っている、1.5m思いやり運動が有効であると感じた。この1.5m思いやり運動とは、車道で自転車を追い越す時には1.5mは距離をあけよう、といった運動である。

静岡県では、イベントでこのロゴの入ったTシャツを作成して、実際にこのTシャツを着て自転車でキャラバン隊として走ったりしている。

最近、特に車道を走っていると車にあおられて怖い思いをした、自転車ナビラインは整備されたが、怖くて自転車が走れない、というご意見をいただいており、お互いに思いやりを持って走行しよう、という運動は素晴らしい。

このようなプレートを車の後ろに付けていただくことも有効と考える。

全国あるいは世界には、こうした多くの優れた取り組みがある。世田谷区でも、ぜひ知見を広げ、こうした取り組みを参考に、自転車の安全対策の充実を図っていただきたい。見解を伺う。

 

成果

・区でも「交通安全シート」を活用し、交通安全教室を一過性の体験で終わらせることなく、家庭での交通安全教育、保護者の交通安全意識向上に結びつけることや、区民による標語やキャラクターを活用してキャンペーンを実施することで、区民の主体的な参加を引き出すなど、自転車安全利用啓発について様々な工夫をしている。

・今回のご提案は、いずれも素晴らしい事例。これらを参考としつつ、区の交通事情、また、これまでの取り組み状況などを踏まえて、自転車の安全な利用に向け、多様なアイデアを活用して進めてまいる。



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