区民の皆様の声を元にした活動

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◎民有地のみどりの保全について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

◆ひうち質問1
私の住んでいる地域に、広い敷地の家に大きな木がある。地域のシンボル樹ともいえるようなすばらしい木だが、一方で、近隣の方からは、落ち葉や日照の問題から苦情もきていて、残すことは所有者にとってたいへんな苦労や負担があるとも聞いている。
みどりは人間にとって大切なもの。特に大きな木は貴重な存在であり、大切にしなければいけないと考える。今後このような個人の庭にある大きな木などを、ぜひ将来にわたり残していってほしいと思うが、区は民有地のみどりの保全についてどのような取組みをしているのか、伺う。

答弁:
・民有地の樹木・樹林地について、区では、様々な制度により所有者を支援している。
・都市緑地法に基づく特別緑地保全地区は、開発等が制限される一方、固定資産税や相続税が減免される制度で、区では今年度、新たに2地区を指定した。ま た、税制面の優遇措置と管理支援が受けられる市民緑地は、トラストまちづくりを通じて増加に努めており、現在12ヶ所である。
・さらに区では、保存樹木・樹林地制度により、2月末現在で1,854本の樹木、94ヶ所の樹林地・小樹林地を指定し、剪定などの維持管理を支援している。また、小規模な緑地を対象と支援する「小さな森」は、今年度2ヶ所増え、11ヶ所となった。
・今後も区では、樹木・樹林地の状況や所有者のご意向を踏まえ、こうした様々な支援策を活用しながら、民有地のみどりの保全に取り組んでいく。

◆ひうち質問2
また、民有地のみどりを残すためには、落ち葉の清掃など管理の部分も含めてみどりの大切さを多くの方々に知ってもらい、みどりに慣れ親しむことが必要。そ こで例えば、杉並区で行っている「落ち葉感謝祭」のような、親子で参加できるような落ち葉掃きのイベントを世田谷区も行うことで、区民の方のみどりに対す る意識改革につながると思うが、見解を伺う。

答弁:
・落ち葉問題については、みどりの保全にとって大きな課題といえるが、所有者と近隣住民の問題と考えず、周辺に暮らす多くの区民がみどりの重要性と課題について共有し協力できれば、保全に向けた大きな力となる。
・杉並区の事例は、落葉の季節に日にちと会場を決めて区民に参加を呼びかけ、落ち葉掃きとリサイクル作業を行うことで、区民が樹木の管理を通してみどりの重要性について考えるよい機会になっているといえる。
・区内でも、先程委員からお話のあった用賀地域のほか、甲州街道での落ち葉清掃、落ち葉プールの実施や公園での管理協定団体の取り組みなど様々行われてい る。こうした区民との取り組みをさらに発展させるなど、区民の皆様とみどりの課題を共有し、さらに連携協力できる施策の実施に向け取り組んでまいる。



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