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◎新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う学校給食の食材について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

実現!

 

課題

・区立小中学校の休校が3月2日から3月14日まで、そして引き続き3月16日から3月25日までに延長された。これにより、さまざまなところに影響が出ている。

・給食食材を納品している事業者の方から、「学校給食に携わっているいろいろな方が大打撃を受けている。被害は直接納品している事業者だけではなく、仕入れ先にも広がっている。この認識がなされておらず、まず実態を知ってほしい。その上で支援策を講じてほしい。」というもの。

 

課題解決に向けた質問・提案1

・今回の休校に伴う給食の廃止により、1、発注をキャンセルした食材 2、キャンセルが間に合わず、そのまま発注した食材  の2つに分かれる。

・2月28日に休校が決定をして3月2日から休校ということで、突然のことで影響が大きい。

・全国では、小中学生は約930万人、食材費390億円のうち、半分は生鮮食品であり、約200億円の影響が出るということ。
・まず、世田谷区では今回の休校に伴う影響について、実態を把握しているか?

 

成果

・2月末に教育委員会から各学校に対し、発注の取り消しなどを指示したことから、3月2日から3月14日までの臨時休業中の給食用食材について、各学校への配送を多くを止めることができた。
・発注の取り消しが間に合わなかった乾物や調味料など保存のきく食材は、学校再開に向けて特例的に一時保管している。なお、保管した食材は、品質の確認を徹底し、安全に使用する。
・発注の取り消しが間に合い、学校へ納品されなかった給食用食材について、生鮮品など保存のきかない食材は事業者で廃棄したものもあると聞いているが、学校ごとの契約であることから、その影響額も含めて詳細を確認している。

 

課題解決に向けた質問・提案2

・世田谷区は自校調理方式であることから、給食食材の契約は各学校ごとであり、ゆえに今回の休校に伴い、食材の発注、キャンセルについて、各学校ごとに対応がばらばらであり、かなり大変だったとのこと。世田谷区は給食を出している学校が83校あるので大変。
・まず、この現状を知り、今後、国からの通達などに関して教育委員会が指針を示して、一括して各学校に通達を出していただきたい。見解を伺う。

 

成果

2月末に新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、区立小中学校について、3月2日から3月14日までを臨時休業とした方針に基づき、給食の提供も中止した。
・学校給食で使用する食材には、教育委員会で管理しているパン、麺、牛乳の指定物資と学校ごとに契約している一般物資がある。

・今回、指定物資については、発注取り消しなどの対応を教育委員会でまとめて行っている。一般物資につきましては、具体的な調整を行う必要があったため、各学校より事業者へ発注や発注の取り消しなどを行っている。
・臨時休業の決定に合わせて、2月末に教育委員会より休業期間中の学校給食用の食材の取り扱いなどについて学校へ周知を行い、各学校から事業者へ連絡し、3月2日から3月14日までの食材については、発注の取り消しなどを行うよう指示した。
・今後も、教育委員会から各学校へ、国の通知等も含め適切に伝えていく。

 

課題解決に向けた質問・提案3

次に、今後の支援体制について、国では各学校臨時休業対策費として補助金が創出され、学校給食関係の事業者についても支援を行うとのこと。今後の支援について、教育委員会としてどのように考えているのか、見解を伺う。

 

成果

・学校給食用の食材を納品している事業者は、区内事業者、区外事業者とさまざまある。
・学校給食関連の食材等を取り扱っている事業者への支援について、現在、国の緊急対応策として、学校給食用に納入を予定していた食材の代替販路の確保に向けたマッチングや補助制度、資金繰り対策の強化などが講じられている。

・区では経済産業部で中小企業向けに国の緊急対応策等の内容を踏まえた対応を検討しているところ。
・教育委員会として、今後、事業者からの声も伺いながら、関係所管と連携を図り、必要な対応をしていく。



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