区民の皆様の声を元にした活動
◎幼児2人同乗の自転車について
頂いたご相談
ご相談を元に行ったこと
平成21年の決算特別委員会で安全対策の必要性などを指摘した。
●取り上げた理由
・今年2月、川崎市で、道路右側の歩道を走っていた、幼児2人を乗せた自転車がバランスを崩して転倒し、路上に投げ出された5歳の女の子が、トラックにはねられ亡くなるという事故が起きた。
・対向してきた別の自転車を避けようとしてバランスを崩して転倒。この際に、後部座席に乗っていた女の子が路上に投げ出され、踏み切り待ちをしていたトラックが、気づかずに発進し、はねられてしまったという、大変、悲惨な事故だった。
・今回のような事故の報道を目にすると、安全対策には終わりが無く、着実に、継続して実施することの大切さを痛感する。
幼児2人を乗せることができるようになった経緯
(以前は、幼児2人を乗せることは禁止されていた。いつから、どのような自転車が、道路を走ることが可能になったのか。)
・平成21年7月1日に東京都道路交通規則が改正され、安全基準を満たし、幼児用の座席が2つ設けられている幼児2人同乗用自転車であれば、一般道での走行が可能となった。
・幼児2人同乗用自転車は、安全基準として①幼児2人を乗せてもそれに耐えられるだけの強度や、ブレーキ性能をもつこと②駐輪時に転倒しないための安定性 が確保されていること③フレーム及び幼児用座席を取り付ける部分に十分な強度があること④走行中の振動防止、発進時の安定性などが確保されていることが必 要とされている。
・また、これらの安全基準を満たしている自転車や幼児用座席であることを示すBAAやSGなどのマークが付いた自転車の使用を推奨している。
BAA:一般社団法人自転車協会が制定した安全基準
SG:一般財団法人製品安全協会による、消費生活用製品の安全性を認証する任意の制度
利用する際の基準について
(自転車の車体の適合基準、安全性の向上は、メーカー側の義務だが、)
・東京都道路交通規則によると、安全基準を満たした幼児2人同乗用自転車に幼児2人を乗車させるには、運転者は16歳以上であることが義務付けられている。乗せる幼児は6歳未満と定められている。
・幼児用座席については、乗せる幼児の体重や年齢、身長などの目安が示されている。例えば、あるメーカーのカタログを見ると、前方の座席が、1~4歳未満 で体重15kg以下身長100㎝以下、後方の座席が2~6歳未満で体重22kg未満身長115㎝以下を適用する旨などがある。
◆ひうち質問1
平成23年9月、国民生活センターより「子どもを自転車に乗せたときの転倒に注意」とした報道発表があった。
この中の、保護者に対するアンケート結果では、基準を満たした自転車を使用していたのは4割に満たない、更に、幼児を同乗させるときのルールを知らなかった保護者が3割いる、というもの。
まずは、この基準の周知について、今の取り組みはどのようになっているのか?
答弁:
東京都の作成したリーフレットにより、区立、私立全ての保育園と幼稚園、また区立の児童館を通じて保護者に配布している。今年も5月に配布する予定。
◆ひうち質問2
また、このアンケートの中では、7割の方が子どもをのせたまま転倒した、または転倒しそうになった経験があり、走行中だけではなく、自転車にまたがったままの停車中や、押し歩き、子どもの乗せ降ろしの際などにもその危険があることを示している。
電動アシスト自転車など、幼児2人を乗せた場合には、100kg以上にもなり、これはお相撲さん1人を持ち上げる重さに相当しますので、小柄な女性にとってはバランスをとったり、起こしたりすることもかなり難しくなると思う。
私は以前、羽根木公園の歩道のガードパイプを2人乗りの自転車で通る際、お母さんがうまく自転車を操作できず、腕だけでは支えきれずにバランスを壊してしまい、自転車ごと転倒してしまった場面に遭遇した。
幸い、ヘルメットをかぶっていたので、怪我はなかったが、子どもは2人とも投げ飛ばされ、危うく頭を打つところだった。その際私も一緒に自転車を起こすのを手伝ったが、本当に自転車が重かったことを記憶している。
自転車自体の基準を満たすことはもちろんだが、使うときには、基準を満たすことに加えて、「両手で操作する」「急な方向転換はしない」「平らなところに停 める」「子どもを乗せる順番は後ろの年長の子どもが先で、おろすときは前の年少の子どもが先」「ハンドルロックを忘れない」「ハンドルロック解除は、サド ルに腰掛けてから行う」「ヘルメットの着脱は、自転車から降りた状態で行う」「若いお母さんの場合、かかとの低い靴をはく」などの、3人乗り自転車を安全 に遣う方法、つまり利用上の注意を、例えば区のホームページなどで、できるだけ具体的に情報提供することが重要と考えるが、区の見解を伺う。
答弁:
・自転車乗用中の交通事故を防ぐためには、交通ルールを守るだけではなく、運転方法を学ぶことも重要。特に、幼児2人を乗せた状態で運転する自転車はバランスがとりにくく、1人乗り自転車を運転する以上に、委員お話のような様々な点で細心の注意が必要。
・幼児2人同乗用自転車の安全利用については、保育園や幼稚園、児童館を通じた保護者へのリーフレット配布を継続して行うとともに、ホームページでも自転車安全利用のルールとともに、運転方法についてもわかりやすく情報提供してまいる。
・さらに、保育園や幼稚園の保護者を対象に自転車安全利用の情報発信を充実してまいる。
議会中継動画
定例会名
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