区民の皆様の声を元にした活動

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◎図書館リファレンス機能の向上について

カテゴリー:

頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題

図書館分野のDXが遅れている。

司書の人材不足がある。

 

課題解決に向けた質問・提案

・図書館法第3条第3項にあるとおり、公立図書館の存在意義として、リファレンス機能がある。

・全国の図書館のレファレンス事例を掲載した協同データベースを見ると、来館者の様々な要望に対して適切な本を紹介している全国の図書館の事例がある。

例1:ある図書館では「イギリスの南極探検隊が出した隊員募集の広告が有名と聞いたが、これに関する資料はないか」という質問に対して、司書は「広告論講義という書籍の中に広告の内容が載っている」と紹介している。

例2:別の図書館では、「犬の車椅子の作り方が載っている本はないか」に対しては、「館内資料に車椅子そのものの作り方が載っている資料はないが、犬の介護用品の作り方が載った本3冊と犬用車椅子の写真と説明が載った資料を紹介した」などの事例が多数掲載されている。

 

・図書館におけるDXの観点から、司書の資格を持った職員の方が、オンラインで各図書館のリファレンスを行うことを提案する。

・一方で、司書の人員不足を補完する観点、また図書館DXの観点から、自動でお勧めの図書を紹介する、AI司書の導入も検討していただいたい。

すでに民間では、AI書店員を導入し始めており、AI書店員が推薦した本は、人間の書店員が推薦した場合と比べて3.4倍の販売数となった。

図書館司書のオンライン化、AI司書の導入について、見解を伺う。

 

成果

・レファレンスは図書館の重要な機能であり、第2次図書館ビジョン第3期行動計画(案)においても、レファレンスサービスの充実について、重点プロジェクトにも位置付けている。

・利用者からの多様化する相談に的確に対応するため、従来の図書館の紙資料を活用したレファレンスだけではなく、インターネットを活用した商用データベースの充実や、国立国会図書館の運営するレファレンス協同データベースなどを活用し、様々な情報をもとにしたレファレンスを行ってまいる。

・また、来館者からの相談の中で難易度が高い案件については、オンラインにより中央図書館で対応し、地域図書館を支援する仕組みを順次整備する。

・議員お話しのAIの活用についても、膨大なデータを蓄積・分析してレファレンスに活かすなどの、新たな技術の動向に注視し、レファレンス機能の向上について取り組んでまいる。



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