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◎プログラミング教育について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題

2020年に、プログラミング教育が必須科目化される。

日本ではまだ進んでいない。他国では進んでいる。

他国のプログラミング教育の状況

・アメリカでは、オバマ大統領が「プログラミングが基本的なスキル。コンピューターがあなたの未来の大部分になる。あなたの手で未来をつくることができる。」と述べ、2016年1月、tech educationに40億ドルを投資する計画を明らかにした。

・イギリスでは、公立小学校の5歳から16歳までの全生徒にプログラミング学習が義務化。

・イスラエルでは、最短でも3年間で90時間が必須。より高度なコースでは、270~450時間にのぼり、日本の数学や国語の学習時間に匹敵し、その結果、第2のシリコンバレーと呼ばれるまでになっている。

 

課題解決に向けた質問・提案1

・今後の教育には、プログラミング教育が必須であることは、いうまでもない。

・プログラミング教育を行うことで、自分のアイディアをどのようにすれば実現できるのかを論理的に考え、障害を取り除きながら実行していく力を培うことができ、加速度的な社会変化に適応する人間を育成できる。

・プログラミングに幼少期から触れることで、強い労働力の礎となるプログラミング教育は今後重要になっていると私は考える。

ITビジネス市場は、2010年から2020年の10年間で、9.9兆円から47兆円まで成長すると言われており、雇用は42万人から194万人になると言われている。

・世田谷区では、今年79日に、新才能の芽を育てる体験学習で、プログラミング体験講座を行い、定員60名に対し、3440名の応募があり、約57.3倍と大人気だった。私も体験したが、どのように指示を出せば、自分の思った通りのものができるのか、を自分の頭で考え、動作を決定すること、またその決定の言語も表示してくれるなど、大変有意義だった。

・プログラミングの基礎である順次・分岐・繰り返しを学習することで、論理的思考力を培うことができると、実感した。今後もこの講座を増やし、より多くの子供が体験できるようにしていただきたい。実績と今後について、伺う。

 

成果

・今年の7月9日にプログラミング講座を実施した。

・対象が小学校一年生から六年生までで、参加者がタブレット端末を使用しましてプログラミングを体験できるツールやソフトを使用しながら、その基礎を学ぶというものだった。倍率が57.3倍という非常に高く、次年度に向けて拡大し、より多くの方が体験ができるようなものにしていきたい。

 

 

課題解決に向けた質問・提案2

2020年のプログラミング教育の必修化に向けた、区の取り組みについて、どのように授業に取り込むのか、内容はもちろんだが、教える側の研修など、人材育成も必要。区の見解を伺う。

 

成果

・科学技術に対する知的好奇心を高め、身近な生活の中にある便利な機械がどうして動くのか、動作する仕組みや理論についてプログラミング教育を通じて探究することで、次世代を生きる子どもたちに課題解決能力、創造力、学びに向かう力などを育むことは大変重要である。

・現在区内では、小中学校の数校がスクラッチなどのソフトの活用を初め、ロボットを動かすプログラミング教育を先進的に進めている。
・これらの学習を通して、児童生徒が思い描いた動きを実現させるために、どのように命令記号を組み合わせていくのかを考えることで、論理的な思考力などを育んでいる。
・また、小学校の教育研究会ではプログラミングについての理解と授業実践に向けた初歩的な研修を行うなど、導入に向けた準備を始めたところである。
・教育委員会としては、これらの取り組みを積極的に支援するとともに、世田谷区第二次教育ビジョン・第二期行動計画に、理数教育・プログラミング教育の推進(STEM教育)と明記した。

・今後はプログラミング教育のための教員研修の実施や、研究校の指定、さらにはカリキュラムマネジメントの視点で算数、理科、総合的な学習の時間などを横断的に結びつけたプログラム教育のあり方と、教育課程の編成について研究、検討をしてまいる。



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