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◎基幹システムについて

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

実現!進行中

 

課題

・先日、某大手都市銀行において、本年5回目のシステムトラブルが発生した。今回はハードウェアが原因とのことですが、非常に大きな問題。

・通常、システムには本番系と待機系がある。待機系には、切り替え後、直ちに業務を引き継ぐホットスタンバイ方式と、切り替え指示を出してからシステムを起動するコールドスタンバイ方式がある。

・今回の大手都市銀行のシステム障害の場合には、第一予備系のみがホットスタンバイ方式であったため、多重バックアップシステムが機能せず、第一の切り替えが失敗した後に回復に時間を要したことが判明した。

・我が区でも以前にトラブルがあり、1日システムが停止した。

 
課題解決に向けた質問・提案1

・以前、私が質問をした際、当区の基幹システムは二重のバックアップ系があるとの答弁だった。

・現在もバックアップ系は二重であるのかどうか、また、ホットスタンバイとコールドスタンバイの区別はどうなっているのか、また、今回の大手都市銀行のシステム障害の場合には、システム監査の専門家からは、第一の待機系への切り替えを行うと同時に、第二のコールドスタンバイの待機系の起動を行っていれば被害は低減されたとの見解もあるが、当区のシステムダウン時のマニュアルはどうなっているか、伺う。

 

成果

・現在も基幹システムの冗長化構成に変更はない。

・運用系、待機系はホットスタンバイで冗長化されており、障害発生時には自動で待機系に切り替わるようになっている。

・当区では、さらに万が一の際に証明書発行などの必要最低限の業務を可能とするシステムダウン時システムと呼ばれる第二のバックアップ系が別のデータセンターに存在している待機系にも障害が発生した場合、状況を確認の上、手動でシステムダウン時システムに切り替えて運用することになっている。

 

課題解決に向けた質問・提案2

システムの切り替えに関する訓練は、どの程度の頻度でどのような内容で実施をしているのか。特に待機系への切り替えが失敗した場合の第二待機系への切り替えの訓練は行っているのか、伺う。

 

成果

基本的には基幹系システムの運用委託業者による作業となるが、的確な状況把握や指示が行えるよう、年に一回以上、IT推進課内の関係する職員間で机上演習を実施し、ノウハウ共有を行っている。

 

課題解決に向けた質問・提案3

システムの専門家の人材確保は非常に重要。システム監査技術者、公認システム監査人、情報処理安全確保支援士などの人材を確保することと、資格取得の支援制度を構築していただくことが重要と考える。見解を伺う。

 

成果

区では、継続的な人材育成として、IT人材育成計画に基づき、業務上必要な知識を習得させている。資格取得も、情報セキュリティマネジメントやITサービスマネジメントなどの受験を含めた自己啓発に取り組んでおり、合格者も出ている。



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