区民の皆様の声を元にした活動

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◎ユニケージ手法の活用について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

ユニケージとは?

・ユニゲージとは、情報システムを安く、早く、やわらかく、長続きするシステムとして構築する開発手法。

・データベースが不要であり、テキストデータだけで処理されるため、データベース、ミドルウェアなどのバージョンアップコストも不要になり、特別なハードウェアを必要とせず、長く使い続けることができる。

・また、処理自体も高速で、技術者の拘束期間も短いため、コスト削減が可能。

・加えて、データもプログラムも全て可視化されるためにシステム変更が容易で、永続的な利用が見込めるといった特徴がある。

 

課題

区のシステムについて、動きが遅い。

 

課題解決に向けた質問・提案

・ユニゲージといったICTの技術を導入、活用することで行財政改革に寄与できる。

・例えば区の情報化推進計画などにおける行政経営を支援する情報化関係、特に庁内の内部業務関係での行政情報データの蓄積のみならず、関係する部との共有や新たな施策への対応のためには、データ処理の可視化、システム開発の迅速化が重要であり、活用の余地がある。しいては区民サービスの向上につながる。
・区のシステムは、現在、パッケージを購入をしてカスタマイズして使っているが、同じカスタマイズをするならば、生産性の高い開発手法を選んだほうがよいと考える。

ユニケージという開発手法の活用について見解を伺う。

 

成果

・ユニケージ開発手法は、ユニックス系のOSとその基本機能であるシェルスクリプト、テキストデータ、数十のコマンドを使ってアプリケーションを開発するものの。

・オラクルなどの高性能、高機能ではあるが、高価格であるデータベースソフトやプログラムを制御するミドルウェアなどを必要としないシンプルな仕組みで、メンテナンスや移植性が容易と伺っている。

・民間の事例では、東急ハンズ、無印良品、成城石井などがシステムを自社開発した際に有効に効果が出た。
・一方で、ユニゲージ開発手法を経験したシステム開発業者がまだ少なく、自治体向けのパッケージシステムも販売されていない。

・区では、新たなシステムを導入する際は、職員による開発を行わずに外部にアウトソースしており、職員は業務プロセスを分析して業務に応じたシステム要件を定め、その要件を満たしたパッケージシステムの中からプロポーザル方式にて選定することを基本としている。
・区では、このシステム要件において開発の手法は指定していない。プロポーザル選定において、システム導入から運用、更新、廃止に至るまでのシステムライフサイクルを、期間を通じて最も費用対効果にすぐれたものを調達している。ですが、よりよい開発手法の検討も効率的な開発に必要なため、今後も検討、研究をしていく。



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