区民の皆様の声を元にした活動

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◎水害時における要支援者への対応について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題
近年、地球温暖化による影響からか、世田谷区でも多摩川や中小河川の氾濫による水害が多発している。

 

課題解決に向けた質問・提案

・水害時における要支援者への対応について、要支援者の避難計画について伺う。

・区では、今年度(令和4年度)、避難行動要支援者避難支援プランを改定し、多摩川の浸水想定区域内に居住している避難行動要支援者に対して調査票を送付し、この調査結果をもとに個別避難計画の策定に取り組んでいる。

 

・足立区の例

個別避難計画の作成に着手している足立区では、この計画をもとに要支援者の移送訓練を実施した。

要支援者の自宅から災害協定を締結したタクシー会社の車両を使用し、区内の障害者福祉センターへ移送し、車椅子から段ボールベッドへの移乗までを実際に行い、課題を整理したとのこと。
訓練参加者からは「もう少し簡単に車椅子から段ボールベッドに移乗できると思っていた」と話し、区側も車椅子と段ボールベッドの段差解消の必要性を認識したとのこと。
・地球温暖化による水害は、その頻度と甚大さを増しているため、世田谷区でも個別避難計画を作成するとともに、計画に基づいた要支援者の避難訓練を実施すべき。見解を伺う。


成果

・国では、令和3年度から概ね5年間での個別避難計画の作成を示したことを踏まえ、できる限り早く避難計画を作成する必要があることから、令和4年度の多摩川洪水浸水想定区域の方の計画に加え、令和5年度には全ての避難行動要支援者の方に対して、個別避難計画を作成するよう、前倒しする計画に変更した。

・ご指摘の通り個別避難計画を作成することが目的ではなく、実際に助かるためには訓練を含めた準備が重要であると認識している。

・令和4年2月には、福祉作業所の協力もいただき、実際に避難行動要支援者の方が避難所を利用することを想定した訓練を総合支所で実施した。

・これまで周知啓発なども行ってきたが、実際の災害時に安全に避難するには、避難行動要支援者についての理解を深め、訓練を繰り返すことが重要だと考えている。

・今後もこの視点に基づき、個別避難計画の作成や訓練の支援などを総合支所とともに行っていく。



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