ひうち優子のブログ

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時代の先を行く、国際教養大学

カテゴリー:活動報告

全国若手市議会議員の会の研修で、秋田県立国際教養大学を見てまいりました。

24億円の予算のうち、半分は助成金。県立大学にして英語に特化した尖った教育方針で、素晴らしかったです。

個人的には、24時間開館している図書館も感動しました!

立地が秋田駅からかなり離れており、誘惑もなく勉強に集中できます。

立地と教育プログラム、この両方が良い人材を生むのだなぁと実感。

具体的には下記の通り。

◎大学の現状

・2004年開校。卒業生2000人を超えたところ。

・授業は全て英語

・定員 175人と少人数教育

・提携大学 50カ国 195大学

175人に対して195大学。手厚い。

・TOFEL 550点 GPA 2.5以上

この数字をクリアしないと留学できない。

・専任教員は63人。そのうち外国人比率50%

・専任教員1人に対し学生14人。少人数教育。

◎4年間の流れ

1年生 英語集中プログラム 海外留学生と寮生活 TOFEL 500点

2年生 基礎教育 TOFEL 550点

3年生 海外留学 195提携校

4年生 専門教養教育TOFEL600点

英語漬けの日々の大学生活

卒業要件

124単位

GPA 2.0以上

TOFEL 600

◎大学ランキング

企業からひっぱりだこ就職率100%

総合 10位

グローバル教育に力を入れている大学 1位

小規模だが評価できる大学 1位

教育充実度 1位

国際性 1位

◎国際教養大学が目指す教育

薄く広く知識を身につけ、その上で専門性を身につける。

理系だから文系は苦手、文系だから理系は苦手、というのではなく、全ての分野においてある程度の知識を身につける。その上で専門性も身につける。

世界共通語の英語を、ビジネスの手段として身につける。

受身から主体へ、専門学部制から学士課程教育へ。

◎教養大学とは?

教養教育 別名 リベラルアーツ

リベラルアーツとは、ローマ時代に理念的な源流を持ち、ヨーロッパの大学制度において中世以降、19世紀後半や20世紀まで「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問の基本」と見なされた自由7科のこと。

いろいろなことをある程度知っていなくてはならない。さらに専門分野も持つ。

今後は、人材を原材料と見立てて、原材料を輸出して、人材を海外で加工して完成品を戻す。つまり留学制度を広く導入して、未来を担う人材の完成形を作っていくことが必要だと思いました。

また、何も海外留学だけでなく、海外に分校(拠点)を作る、更には海外に行かずともオンラインの世界配信ができれば、世界中で学びの機会が広がります。

時代の先を行く国際教養大学…

有意義な視察でした。