区民の皆様の声を元にした活動

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◎基幹システムの体制強化について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題

2014年8月に、区の基幹システムが丸一日停止して以来、基幹システムの再発防止策をテーマに取り上げてきた。

課題解決に向けた質問・提案1

・その後、負荷分散装置を世田谷区独自の新たな機器に置き換えたこと、など多くの問題が解決した。

・特に、昨年9月の決算特別委員会では、継続的な人材育成として、情報課の職員の方を情報セキュリティの専門研修や「サイバー防御演習」に派遣し、知識習得につなげている、とのことであった。

・今までの質問の中でまだ解決していなかった「バックアップ二重化」と「遠隔地保管」の件だが、現在データセンターに移管していないシステムについてはどうするのか、また、既に外部データセンターに移管しているシステムについてはどうするのか、答弁を求める。

成果

・基幹システムについては、平成26年1月に、外部のデータセンターに移行し、事務センターにバックアップシステム(ダウン時対応システム)を設置することにより、安全性を確保している。

・また、事務センター設置の保健福祉総合情報システム、生活保護システム、後期高齢者医療システム、介護認定支援システムなど、37システムについては、今年度中に26システム、平成29年6月までに残りの11システムを、基幹システムとは別のクラウド事業者の東日本所在のデータセンターに毎日バックアップされる契約となっている。高い安全性を確保している。

・基幹システムのバックアップシステム(ダウン時対応システム)についても、このクラウド事業者の東日本データセンターに移行し、西日本にバックアップを確保することによって、さらに安全性を高めていく。

課題解決に向けた質問・提案2

4月から導入される、情報処理試験関係初の排他的資格である「情報処理安全確保支援士」の確保は出来ているのか?  Free Wi-Fiのセキュリティ問題が指摘されましたが、この観点からも「情報処理安全確保支援士」の確保は急務であると考える。

また、「システム監査技術者」「公認システム監査人」などのシステム監査の専門家の人材確保や職員の方の資格取得の推進は、その後、どうなっているか?見解を伺う。

成果

・職員を情報セキュリティ等に関する専門研修に派遣し、実務上必要な知識を習得させている。資格などについては、若手職員を中心に、情報セキュリティマネジメント試験の受験など、自己啓発に取り組んでおり、合格者も出ている。

・専門家の活用については、システム監査技術者の資格を持つ弁護士に、マイナンバー制度セキュリティ監査や、住基ネットセキュリティ監査をお願いしている。さらに、システム監査技術者の資格を持つCIO・CIOアドバイザーから、継続的に指導いただいている。

・「情報処理安全確保支援士」は、情報セキュリティに関する専門的な知識・技能が求められる新たな資格であり、初回の登録申請が平成29年1月末で締め切られ、現在登録に向けて審査中と聞いている。

・情報セキュリティの技術的対策の支援については、国際的な情報セキュリティ・プロフェッショナル認証資格であるCISSP認定資格を有する専門事業者に委託するなど、高度な安全措置を継続してまいる。



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