区民の皆様の声を元にした活動

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◎基幹システムの運用体制の整備について

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題

2014年8月4日の世田谷区の基幹システムが丸一日停止する事件が発生した。それ以来、システムについて質問を行ってきた。

 

課題解決に向けた質問・提案

・その後、情報政策課の方々の不断の努力により、運用体制の見直し・改善が図られてきた。

・過去の質問の経緯を申し上げると、平成2684日に、世田谷区の基幹システムが丸一日ダウンした要因は、基幹系システムの前段に配置する負荷分散装置に原因があり、高負荷になっていることが判明した。今回の問題は、データベースサーバー、アプリサーバー、ウエブサーバーについては各区ごとに別の筐体に乗っているが、負荷分散装置だけは外部データセンターで、豊島区、練馬区、中央区との共同クラウドシステムになっており、一蓮托生になっているため、再起動をすぐにかけることができなかったことに要因があった。

・その後、負荷分散装置の一蓮托生を解消し、世田谷区独自に機器にすべき、との質問をし、平成276月に、負荷分散装置の共有は解消し、新たな機器に置きかえ、安定稼働している。

・また、平成27年の決算委員会で、バックアップは毎日取得しているが、バックアップ媒体の多重化、遠隔化管理はしていないとのことで、3.11の教訓を考えると、バックアップ媒体の多重化、遠隔地管理は直ちに実施すべきであると考える。との質問をした。

その後、遠隔地管理は出来ているのか、また、旧データセンタの切替の予定など、進捗状況と今後について、伺う。

 

成果

・住民記録システムを初めとする基幹システムは、区民生活に深く関与しているシステムなので、自然災害や機器障害時の際も継続的に区民サービスを提供できるよう、万一の事態を想定したシステムの二重化やデータの保管であるバックアップの取得など、さまざまな業務継続対策を実施する必要があるものと認識している
・ご指摘の基幹システムのデータセンターの利用については、将来的には2カ所でのデータセンターでの二重化対策も視野に入れているが、現状でも、データセンターの設置の基幹システムサーバーの中での日々のバックアップの実施と、適宜、磁気媒体によるバックアップ保管を実施している。
・あわせて、世田谷区の事務センターに設置しているダウン時対応システムへの毎日バックアップも実施しており、万が一データセンター側に障害が発生した場合でも、事務センター内のダウン時対応システムに切りかえることによって、住民票の発行や税証明の発行など、業務継続が可能な体制を構築している。
・さらに、このダウン時対応システム自体は、事務センターからクラウド上で運営している高度なセキュリティーが確保された世田谷区専用のクラウド環境に年内に移行する予定。

・このクラウド環境は東日本地域に設置されておりますが、同時に西日本地域のこの会社のクラウド環境にも日次でデータがバックアップされているので、今後、委員御指摘のバックアップは、より高度に実現されるものと考えている。



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