ひうち優子のブログ

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平成30年 第1回定例会 予算委員会12 文教委員会所管1 「もっと将棋を普及させよう!!~将棋を通じて、日本文化の継承・先を読む力・忍耐力を培うことができる~」

カテゴリー:定例会, 活動報告, 質問・提案が実現の一助となったこと

文教委員会所管で取り上げたテーマは2つ。

 

平成30年 第1回定例会 予算委員会 文教委員会所管

 

 

  • 将棋の普及について
  • 非常勤講師の人材確保策について

 

 

  • 将棋の普及について

 

「将棋先進都市世田谷」の現状

・2007年、世田谷区では、区制75周年記念事業として、23区で初めて将棋の日を開催した。

・その際に、現在の世田谷花みず木女流オープン戦の前身となる世田谷女流オープン戦も創設され、大きな盛り上がりを見せた。
 

課題

私は、日本文化の伝承という観点、また教育の視点から、学校教育でも更に将棋の普及を進めるべきと考える。

 

課題解決に向けた質問・提案1~学校以外での将棋の普及~

・日本文化の伝承という観点、特に2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせ、日本文化をしっかりと伝えていくこと、また、先を読む力、数学的思考、論理的思考を培うという教育の視点からも、将棋という日本の伝統文化をしっかりと普及させていく必要があると考える。
・現在、世田谷区では、二子玉川花みず木フェスティバルの一環で行われている世田谷花みず木女流オープン戦、ふるさと区民まつりの中でのイベントのほか、小中学生に向けて、才能の芽を育てる体験学習の中や児童館や新BOPの中で、それぞれ将棋指導や将棋大会を行っている。
今後、伝統文化の継承という視点、先を読む力・粘り強さという視点から、世田谷区として、さらなる普及に努めていただきたい。

例えば才能の芽を育てる体験学習において、現在は年に5回開催されているが、それぞれ40人の定員に対し、100人を超える応募がある、また20人の定員に対し、137人の応募と大変人気であることから、この体験学習を増やす、また児童館・新BOPでの機会を増やし、将棋の普及に努めていただきたい。見解を伺う。

 

 

成果

・学校以外での将棋を学べる機会の1つとして「新・才能の芽を育てる体験学習」では、平成16年度より「将棋の技を磨こう」と題して、日本将棋連盟、世田谷青少年将棋連盟にご協力いただき10年以上にわたり小学生向けに将棋の基礎をプロ棋士から直接学ぶ講座を開催している。

・また「将棋の技を磨こう」に加え、平成27年度より「将棋から考える力を学ぼう」と題して、新聞の将棋欄を読むことで、将棋の魅力を知ると同時に将棋を通しての学習 効果、記憶術等についても学ぶことのできる講座を新たに開催している。いずれの講座も、定員を上回る募集があり、人気の講座。

・一方、放課後の子どもたちの活動の場である新BOPにおいては、地域の方がボランティアとして、子どもたちに将棋の指導をしていただいている所があり、まさに、地域で子どもたちを育てるということが実践されている。

・教育委員会としては、将棋を通じて子どもたちが、より強くて優しい文化知性を身につけていけるよう、今後ともさらなる普及に向けて関係の協力機関等と連携をとりながら取り組んでまいる。

 

課題解決に向けた質問・提案2~学校での将棋の普及~

学校以外だけでなく、学校教育の中でも 例えば、授業で将棋のプロ棋士をゲストテイーチャーで招くなどして、将棋を取り入れていただき、先を読む力を培う子供を育てていただきたい。見解を伺う。

成果

・将棋は日本の伝統文化であり、思考力、集中力、洞察力の養成や、礼節を身に付けることができるなど、子どもたちへの教育的効果があることは認識している。

・現在、小学校では、クラブ活動で将棋クラブを設置し、子どもの興味・関心に応じた活動を行っている学校がある。また、中学校では、数校において将棋部等の部活動を行うなど、望ましい人間関係を形成しつつ、個性の伸長や思考力・判断力の育成を図っている。

・教育委員会としては、将棋などの我が国が誇るべき伝統文化に触れることを大切にするとともに、集中力や判断力、忍耐力、洞察力、礼儀作法、相手を思いやる気持ちなど、児童・生徒の豊かな心や生きる力をはぐくむ機会を推進してまいる。