区民の皆様の声を元にした活動

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◎法教育

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

課題
「法律とは元来なぜ必要なのか」といった法やルールの背景にある原則、また法的なものの考え方が小さい頃から身についていない現状がある。
法教育の意義
・元来、法律はどうして必要なのか、それぞれ個人として自由だが、社会で共同して生きていく上で、お互いに一定のルールに従い生活しなければ、秩序が保てない。個人は自由だが、公共の福祉によって自由が制限される、といった法やルールの背景にある原則、法的なものの考え方を学校教育の中で教えることにある。
・また、日常生活の中での何気ない行動であっても、実は法律が関わっていることを意識させることにより、社会で生き抜く力を身につけることができる。
・例えば、買い物は契約である。口約束でも契約が成立するといったことを意識するようになる。
・また憲法教育も重要で、憲法は国家権力から国民を守るためにある。国家権力が暴走しないよう、憲法で国家権力を縛る。法律は、憲法の範囲内で、国民を縛る、といったことを教えることも必要。

他自治体の例
・街の身近な法律家が、「インターネットでのワンクリック詐欺」と題し、インターネットの世界は便利な反面、注意が必要な面もあることや、SNS普及に伴い、プライバシー権、肖像権という権利があることを説明している。
・「日常生活の中にある法律を考える~買い物と契約~」と題し、買い物は売買契約である、ということを知り、買い物をする際には、各種の条件に気をつけながら、お金を使い、買い物・売買契約を結ぶようにする、などを教え、児童自身の消費行動と法律がどのように関わっているのか、を知る機会になっている。
課題解決に向けた質問・提案
・日常生活の中で、法律を意識する機会が少なく、街の身近な法律家を講師に迎え、法教育を行う必要があると考える。

・理由は、上記のように、法教育をすることには意義があり、今後、子どもたちが生きていくうえで必要と考えるからである。

・今後も、街の身近な法律家を活用した法教育が重要と考えるが、見解を伺う。
成果
・子どもたちが、法やきまり、ルール及び司法について学び、自由で公正な社会の担い手としての資質・能力を身に付けることができるよう、法に関する教育の充実を図ることは重要であると認識している。

・小学校では、生活科で公共施設等の安全で正しい使い方を学んだり、社会科で地域の社会生活を営む上で大切な法やきまりについて学習したりしている。

・中学校では、社会科の公民的分野で、憲法と立憲主義や公正な裁判の保障等について学んでいるが、選挙権年齢の引き下げや裁判員制度等の新たな内容についても充実させていく必要がある。また、道徳の時間には、法やきまりの意義を理解し、遵守するとともに、自他の権利を重んじ義務を確実に果たして、社会の秩序と規律を高めることなどを学習している。
・教育委員会といたしましては、引き続き、街の身近な法律の専門家を外部人材として活用するなど、法に関する教育に取り組んでまいる。



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