ひうち優子のブログ

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平成29年 第4回定例会 一般質問6 〜高齢者の方の知識や経験を活かすような仕組み作りが大切〜

カテゴリー:定例会

本日は最後のテーマです。

●地域の高齢者の方の力を、地域の教育に生かす取り組みについて  

課題

65歳以上の高齢者人口は約18万人、そのうち介護認定を受けていない人は約80%に上る。

高齢者方々の豊かな知識や経験をお借りして地域の教育に生かすことは、次の世代に伝える、という意味でも必要なことであると考えるが、せっかくの豊かに知識と経験を活かしきれていない現状がある。

課題解決に向けた質問・提案

・私の存知あげている方にも、以前、大学で教鞭をとっていた方、企業の第1線で活躍してこられた方、スポーツの指導にあたってこられた方など、豊かな知識や経験をお持ちで、生涯現役として何らかの形で地域に貢献したいというお考えの方がたくさんいらっしゃる。非常に有難いことであり、このような力を生かさない手はないと思う。

・しかし一方で、「貢献したいのだけれど、どこに言えばよいのか、わからない。」という声があり、せっかくの豊かに知識と経験を活かしきれていない現状がある。

例えばプログラミングや英語分野など、ニーズは時代とともに変化する。

どのような分野で人が足りていないのか、ニーズを把握して、マッチングする必要があると考える。

・学校で先生の役割をそのまま担うのは、免許の関係もあり、難しいが、先生の役割を補うような立場であれば、十分可能と考える。かつて中学校で部活動が休部や背部に追い込まれるという事態に対して、区で部活動支援員制度を設けて、地域人材の力をいただくことで大きく改善した実績もある。また、今学校の先生が忙しい、という点も補えると思う。

・また、今、核家族が多く、祖父母と同居する世帯が少なくなっており、高齢者の方と接する機会は決して多くないと考える。人生の先輩たちと接する機会を持つ、という意味からも、世田谷の貴重な地域人材の力を活かすような取り組みを、今後一層進めていただきたいと考えるが、前回からの進捗も含め、見解を伺う。

 

 

成果

・これまで、学校でのゲストティーチャーや部活動支援員として中学校の部活の指導などをしていただいている。また、総合型地域スポーツ・文化クラブでの活動など、豊かな知識と経験をお持ちになっている高齢者の方々が活躍されており、地域でも大変貴重な財産であると考えている。

・一方で特技や能力を活用して地域で活躍したいと思っている高齢者の方が、その活躍の場について、情報を持ち合わせていないという課題もある。

・ご自分の能力を活かしたいという方と、その能力を必要としている地域のニーズを十分に把握し、広報紙やホームページはもとより、様々な情報のツールを活用し、効果的に周知していく。