区民の皆様の声を元にした活動

LINEで送る

◎特別区債(区の借金)の残高について

カテゴリー:

頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

ひうち質問
持続可能な財政運営の目安の1つとなる起債と基金の関係は、借金である特別区債の残高が、貯金である基金の残高を上回っている状況にある。
23区のなかでは、このように借金が貯金を上回っている区は、世田谷区を含めて、墨田区・目黒区・板橋区・杉並区・練馬区の6区しかない。足立区や江戸川区など、自区内の税収が少なく、例年、多くの財調交付金が配分されている区でも、貯金が借金を上回っているという状況。
世田谷区の特別区債の残高は、平成15年度に約1,273億円あったものが、平成24年度には約681億円となっており、約10年の間で半分になっている。こう見ると、かなり早いスピードで財政の健全化が進んでいるように見え、借金が減っていくということは、とてもいいことであると考えるが、一方で、そのペースが速すぎると、場合によっては、その反動が出てくる可能性もあるのではないか、とも考える。バランスが大切。
そこで、特別区債の毎年度の発行水準、特別区債残高の削減について、どのような考え方で行っているのか、伺う。

答弁:
・特別区債については、公共施設や小中学校の建設など大きな経費を伴う投資的な事業について、財政負担の平準化のほか、将来に亘って利用できる施設建設に起債を充てることで、将来の区民にもその経費をご負担いただく、いわゆる世代間負担の公平化という観点から、活用している。
・起債の発行の考え方は、今後の特別区債残高が逓減していく水準を維持していくことを基本としており、25年度の発行については、学校改築事業などに合わせて約49億円発行の見込みとなっている。
・お話のとおり、特別区債残高については、この間、着実な償還と起債の抑制により、およそ半減するに至っているが、今後、梅ヶ丘整備などで起債額が一時的に増加することが見込まれている。
・今後も、起債の必要な事業について、後年度負担を考慮し、特別区債残高を逓減させることを基本としながら、有効に活用してまいりたい。



議会中継動画

  • インターネット議会中継

定例会名