区民の皆様の声を元にした活動

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◎浸水対策について(合流式地域の下水道の整備について)

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頂いたご相談

ご相談を元に行ったこと

7月23日の集中豪雨において、広範囲に浸水被害が発生した上馬・弦巻地区の浸水対策について質問する。

ひうち質問
まず、今回の浸水被害が発生した原因について調べた所、次のような経緯で浸水したことがわかった。

上馬・弦巻地区では、降った雨は、蛇崩川緑道の下にある下水道の蛇崩川幹線に流れ込む。蛇崩川幹線は下水道の合流方式の幹線なので、普段は汚水が流れ、下水道である目黒川幹線に合流し、浄化されて東京湾に放流される。
ところが、一定以上の雨が降ると、蛇崩川幹線に流れ込んだ雨水のうち、目黒川幹線では対応できないため、オーバーフローした水が目黒川へと放流され、東京湾に流れ込む。
蛇崩川幹線は、1時間に50mmまでは対応できるが、上馬地区では、この10年間で、何度も浸水被害が発生しているため、東京都下水道局が、平成21年度に、小泉公園の地下に雨水調整池を設置した。
しかし、今回の豪雨では、この調整池も満杯になり、そのため、上馬や弦巻地区では広い範囲で浸水被害が発生したのである。

 この小泉公園地下の雨水調整池が完成した後も、今回のような広範囲の浸水被害が発生するようだと、更なる対策も必要だと思う。
先の本会議の他会派への答弁では、東京都下水道局が「蛇崩川幹線の増強施設」の整備を進める予定とのことであった。
 そこで質問する。
蛇崩川幹線の増強施設の整備は、いつ頃から着手し、どの程度の期間がかかるのか?また、完成までの期間、区として対策が必要と考えるが、見解を伺う。

答弁:
・上馬地区では、この10年間でも何回か浸水被害が発生している。
・浸水対策として、平成21年に小泉公園の地下に下水道の雨水調整池が完成したが、それでも、この夏の集中豪雨では、広範囲での浸水被害が発生したことから、区としては、更なる対策が必要であると認識している。
・蛇崩川幹線の増強施設だが、下水道局からは、平成27年度までに着手し、整備を進めていくと聞いており、どのような増強施設になるかは、現在検討中とのことで、完了は未定とのことである。
・また、下水道増強施設の完成までの期間における区の対策だが、現在、見直しを進めている豪雨対策行動計画において、上馬・弦巻地区をモデル地区に指定することや、区道に雨水貯留施設を設置するなどの対策が考えられる。
・今後、下水道局などの関係機関と連携しながら、また、地元の皆様方のご意見を伺いながら、浸水対策を進めてまいる。



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