ひうち優子のブログ

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平成27年 第1回定例会 予算委員会 文教 「ついに、図書館カウンター二子玉川が、オープンします!!」

カテゴリー:定例会, 質問・提案が実現の一助となったこと

●「図書館カウンター二子玉川」について

 このテーマは、平成21年第3回定例会から何度か取り上げている。

課題

図書館配置についてはエアポケットという考え方があり、そのはざまに当たる地域の方々は図書館不便地域となっていることも事実であり、二子玉川を初めとして、下北沢や三軒茶屋といった駅周辺は図書館不便地域である。

課題解決に向けた質問・提案1

何も大きな図書館をつくらなくても、駅のちょっとしたスペースを利用して、ICTを活用して図書の検索、取り寄せ機能と返却ボックスを置けば十分に機能し、図書館不便地域への図書館ターミナルの設置、特に二子玉川への設置について質問してきた。
その後、検討が進められ、名称が図書館カウンターに変わって4月下旬に開設予定である。

図書館カウンターの意図する所は、駅の近くにあり、仕事帰りに立ち寄ることができる、夜遅くまで開館していることが重要。詳細を伺う。

成果

・平成27年4月22日に、区内で初めての「図書館カウンター二子玉川」がオープンする。

・場所は二子玉川ライズショッピングセンター・テラスマーケット2階。駅から4分。開館時間は、9時から21時。休館日は第3木曜日、年末年始。

・名称については、受付窓口、カウンターが中心の施設機能なので、利用者がイメージしやすい名称に変更した。

課題解決に向けた質問・提案2

二子玉川に初めて来た方のために、観光・防災の観点から、図書館機能の他に、行政情報を取得できるようになれば、利便性が高い。観光コンシェルジュとして、観光や地域の情報、防災マップなどの情報も提供できるようにすべき。

成果

行政情報は、デジタルサイネージやパンフレット等で行う。図書館情報、防災マップ、二子玉川の観光情報や地域の情報も提供する予定。

 

図書館の開館時間延長について

このテーマは過去何度か取り上げた。区民の皆様の声が多いことから、再度取り上げる。

課題

現在、16の図書館の開館時間は平日19時まで、休日などは17時まで。

経堂図書館のみ平日21時まで、休日20時まだが、その他の図書館は早く閉館する状況。

特に、働く世代の方々からは、「仕事帰りにちょっと立ち寄りたいが、閉まっており、残念。経堂図書館は、火曜日から土曜日は21時までですが…それ以外は19時なんて」との声をいただく。

課題解決に向けた質問・提案

他区の状況は、

文京区:日曜日以外は21時まで

江戸川区:21時30分まで

新宿区:4つの図書館で21時45分まで

千代田区:2つの図書館で22時まで

今後、世田谷区でも働く世代の方々が、仕事帰りに立ち寄れるよう、開館時間の延長を検討すべき。

 成果

・経堂図書館の19時以降の利用者は、多い日は500人を超える状況。

・今後、開館時間の延長を検討する。

 

中央図書館の照明の暗さ解消策

 課題

中央図書館では、節電のためか、照度が足りないような気がする、とのご意見をいただいた。

課題解決に向けた質問・提案

図書館は本を読む場所。節電は必要だが、必要以上に照度を下げるのではなく、その場所・目的を考えた照度にすべき。

特に曇りの日などは、読書に適した明るさにしていただきたい。

成果

中央図書館は、1階、地下1階のフロアにあるため、窓のない所や館内の隅の部分など少し暗い所もある。

今後、改修工事などの機会を捉え、改善していく。

 

学校給食の食材の安全性について(世田谷産野菜の割合を上げるべき)

 課題解決に向けた質問・提案

近年、食品安全への関心が高まっており、特に子どもたちの食材には、極力国産品を使うようにし、極力無農薬/低農薬品のものを使用するべきだと考える。

現在、区立小中学校の給食では、東京産や世田谷産野菜、せたがやそだちを給食に取り入れているが、無農薬・低農薬という観点からも、また地産池消という考え方からも、さらに、学校給食の食材に、せたがや育ちを使うようにすべき。

成果

・世田谷産食材を活用している学校は、平成26年度の調査では、小学校では21校、中学校では19校で、全体の4割強の学校が活用している。

・児童・生徒が実際に給食で食べることで、世田谷の野菜を知る良い機会となっており、学校からも積極的に活用したいとの話も聞く。

・一方で、JAや食材納入業者、農家等から購入する際の量の確保や、学校への搬送が困難である等の課題はあるが、今後も、JA等食材納入業者と協力し、「世田谷産野菜」を積極的に取り入れていきたい