ひうち優子のブログ

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新公会計制度導入による世田谷区の財政は健全?③

カテゴリー:活動報告, 質問・提案が実現の一助となったこと

前回、前々回も取り上げましたように、世田谷区の場合、次のような5つの会計があります。

 

①一般会計

②国民健康保険事業会計

③後期高齢者医療会計

④介護保険事業会計

⑤学校給食会計

 

これらの期首BSについて、気になる点を取り上げて行きたいと思います。今回は、「一般会計」について取り上げます。

 

①一般会計

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/158/15577/d00151362_d/fil/setup01.pdf

・流動資産の部には「不納欠損引当金」△484,502,542があります(△はマイナスを表す)。これは、未納の税金があり、約4億8450万円が未納のまま焦げ付いていることを示しています。何故、このように多額の「不納欠損」が発生しているのか、その原因を詳細に調査し、対策を立てる必要があります。

 

・固定資産の部には「長期貸付金」2,834,011,653があります。これは、世田谷区が外部に約28億3401万円貸し付けていることを意味します。この貸付相手の明細、及び、返済能力については、区民の財産を守る上で非常に重要なことであるので、今後、区議会の予算特別委員会等で取り上げたいと思います。

 

・また、固定資産の部には「出資金及び出捐金」が2,842,962,392があります。これは、世田谷区が外郭団体等に約28億4296万円を貸し付けていることを意味します。この出資先の明細、及び、財務状況については区民の財産を守る上で非常に重要なことであるので、今後、区議会の予算特別委員会等で取り上げたいと思います。

 

今回の公開により、不納欠損引当金、出資金及び出捐金、長期貸付金などいろいろと思う所はあります。

 

引き続き議会で取り上げてまいります。