ひうち優子のブログ

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新公会計制度導入による世田谷区の財政は健全?②

カテゴリー:活動報告, 質問・提案が実現の一助となったこと

前回も取り上げましたように、世田谷区の場合、次のような5つの会計があります。

 

①一般会計

②国民健康保険事業会計

③後期高齢者医療会計

④介護保険事業会計

⑤学校給食会計

 

②~⑤は特別会計と言われるもので、使い道が限定されております。毎年行われる予算特別委員会及び決算特別委員会でも、別個の議題として扱われています。

 

これらを纏めたものが世田谷区の「全体財務諸表」と呼ばれており、これに外郭団体、一部事務組合、広域連合の財務諸表と連結したものを「連結財務諸表」と呼ばれています。

 

 

●外郭団体(フル連結)の対象は次の通り、12団体あります。

(1)世田谷区保健センター

(2)世田谷区スポーツ振興財団

(3)せたがや文化財団

(4)世田谷トラストまちづくり

(5)世田谷区産業振興公社

(6)世田谷区社会福祉協議会

(7)世田谷区社会福祉事業団

(8)世田谷区シルバー人材センター

(9)世田谷サービス公社

(10)世田谷川場ふるさと公社

(11)世田谷区土地開発公社

(12)多摩川緑地広場管理公社

 

★平成に入り、マスコミでは、「行政のスリム化」や「行政の効率化」が取り沙汰されていますが、世田谷区の外郭団体との関係、世田谷区の外郭団体の有り方についても審査することが区議会の重要な任務であると考えられます。

そして、必要なものは充実させ、不要なものは整理統合する必要があります。

例えば(6)と(7)は名称がよく似ています。両者は統合できないのか?何故、分かれているのかなどは、このブログを見て頂いた方も疑問を持たれるのではないかと思います。

連結財務諸表の開示により、区政の透明性が非常に高くなったので、区議会の審査を通じて、より効率的な税金の使われ方ができるよう、務めてまいりたいと思います。

 

 

●なお、一部事務組合(比例連結)の対象は次の通りです。

(21)特別区競馬組合

(22)特別区人事・厚生事務組合

(23)東京二十三区清掃一部事務組合

(24)臨海部広域斎場組合

(25)東京都後期高齢者医療広域連合