ひうち優子のブログ

LINEで送る

平成30年 第3回定例会 決算委員会6 文教委員会所管 〜自転車の安全教育、プログラミング教育、いずれも大切〜

カテゴリー:定例会, 活動報告, 質問・提案が実現の一助となったこと

決算委員会6日目の報告です。

●自転車教育の習熟度チェックについて

質問

現在、取り組んでいる自転車の安全教育は、

・小学校3年生で交通ルールのマナー指導

・中学校でスタントマンを使ったスケアードストレート方式の事故再現型自転車安全教室

・PTAの方主催で学校の校庭を借りて保護者、生徒、地域の方が参加

・区の自転車講習受講証を配布

今後、これらの自転車安全教室をさらに効果的なものにするために、授業で簡単な習熟度チェックを行い、自転車のルール、マナーについて復習する時間を作ることが大切。見解を問う。

成果➡︎

朝の会、学級活動など、折に触れて自分でチェックできるようにしている。

●道路標識教育について

質問

自転車は軽車両なので道路標識が適用される。車の運転免許を持っていない18歳未満には知識がなく、特に標識教育が必要。

前回の答弁では、道路標識を明記したクリアファイルを配って行うとのこと。進捗状況を伺う。

成果➡︎学校ではファイルを使い、指導している。また、警察署やPTAと連携して、ルールについて指導している。

●プログラミング教育についいて

質問

2020年にプログラミング教育が必修科目化される。プログラミング教育はアメリカ・イギリス・イスラエルなど、海外でははるかに進んでいる。

ITビジネス市場は今後十年間で9.9兆円から47兆円まで成長、雇用は42万人から194万人になると言われている。

プログラミングの基礎である順次、分岐、繰り返しを学習することで論理的思考力を培うことができる。私の実感した。

世田谷区では、一昨年にプログラミング体験講座を行い、今年の夏は、教員側の研修を行い、120名を超える参加希望者であった。

2020年のプログラミング教育の必修化に向けた区の取り組みについて伺う。

成果➡︎

昨年度から順次進めている。

今年度、スクラッチなどのソフトの実践を、教員研修で取り入れ、また夏休みに、ロボットのプログラムを体験する研修を実施。

区の研修校(STEMスクール)の実践も進んでいる。これらの成果を広く普及していく。そして、カリキュラム・マネジメントの視点で、各教科を横断的に結びつけたプログラミング教育の計画づくり・教材・人材を充実させていく。

●発達障害の方への支援体制について

質問

・通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある生徒は、小中学校全体で6.5%。クラスに2~3人いる、という試算になる。

・私が以前に受けた教員免許更新の講習でも、この部分にかなりの時間が費やされていた。

・例えば発達障害は環境や育ち方が原因でなく、中枢神経の機能不全によるものであるといった発達障害に対する構造的な理解、そして、それぞれの成長段階に応じた指導方法の両方が必要になる。

・世田谷区では、小学校全校に特別支援教室を設置、そして来年度から中学校においても特別支援教室を整備する予定。

・今後、中学校において、どう取り組むのか、伺う。

成果➡︎

中学校全校への配置により、在籍校で特別な指導を受けられるようになる。

コミュニケーションへの指導、小集団の中で事故を発揮できる豊かな人間性を培う、個々の生徒の特性に合った学習内容・方法を見つけ、基礎学力の向上を図るように、指導する。

各校において、特別支援教育コーディネーターを中心に支援方法を検討する。