ひうち優子のブログ

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平成28年 第1回定例会 一般質問2  「新たな形の図書館〜滞在型図書館2〜」

カテゴリー:定例会

課題解決に向けた質問・提案2

他自治体の例
先日、滞在型図書館である江戸川区の篠崎図書館、千葉県八千代市の中央図書館、千代田区の日比谷図書文化館を視察してきた。

篠崎図書館は、もともとあった篠崎図書館を改修。「大人のための図書館」と題し、児童書は一切置かずターゲットを大人に絞り、夜21時30分まで開館。駅直結でカフェやセミナールームを併設。ネット環境がかなり整っており、Free Wi-Fiはもちろんのこと、パソコンを持ち込める閲覧席、それとは別にパソコン室もあり、ネット環境の整備が優れていた。 

      
八千代市の中央図書館は、ICタグをフル活用し、セルフ貸出・セルフ返却・予約した本のセルフ貸し出しが特徴的で、また閲覧席を、勉強ができるスペース、個室利用、グループ利用と各種の役割で配置し、中高生の学習の場としても利用されており、図書館で、一日過ごすことができる、まさに滞在型図書館の代表格であった。 

     
 
   

  千代田区日比谷図書文化館は、なんといっても、カフェとダイニングが素敵で特徴的。また、コンベンションホールや有料の閲覧席があり、閲覧席も一部ネット予約可能となっており、働く世代の方々をターゲットにした、東京の中心的な区の、滞在型図書館であった。 

     

  
  課題解決に向けた質問・提案2

そこで、今後の拠点図書館について、4つの提案をしたい。

1点目、まず、Free Wi-Fiと電源の整備し、パソコンを持ち込める席を用意。それとは別に、パソコン室を整備すべきと考える。

2点目、ICタグを導入し、フル活用すべき。ICタグ導入により、セルフ貸出・返却・予約本の受け取りまでできるようになり、人件費削減につながると考える。

3点目、閲覧席を大幅に増やし、時間制、ネット予約可、有料自習室、中高生の学習室、個室、グループ使用など、様々な用途で使用できるようにすべきと考える。

4点目、例えば、渋谷の森の図書室のように、お酒を飲みながら本を読むことができるようなカフェを併設し、憩いの空間を提供する図書館があってもよいと考える。

4点について、区の見解を伺う。

成果

・新館開設の準備を進めている世田谷図書館では、Wi-Fi等のICT環境の整備や閲覧席の確保について、多目的室やフリースペース等を活用しながら、居心地のよい空間を検討していく。

・カフェは、指定管理者制度導入に向けて検討する。

・ICタグの導入は、図書館ビジョン第1期行動計画でも、平成29年度を目指して導入を検討することとしている。UHF帯ICタグの新しい技術も調査研究しながら、検討を進める。