ひうち優子のブログ

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平成28年 第1回定例会 一般質問5 「世田谷区は、Free Wi-Fiの整備が遅れている!?」

カテゴリー:定例会

地域Wi-Fiの整備

過去何度か、質問している、地域Wi-Fiの整備について、再度質問する。

 課題

・2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、Wi-Fiの整備は不可欠である。

・世田谷区の公共施設でのWi-Fiの設置状況は、平成27年現在、区民施設で約30%、庁舎は8.1%と低い状況。以前の質問で、ようやく区内16の図書館全館にWi-Fiが整備されたが、まだまだ道半ば。

・一方で、他区では、中野区、墨田区、足立区、港区などで区民施設ほぼ100%と高い状況。

 

課題解決に向けた質問・提案

・今後は、公共施設1つ1つに、行政がWi-Fiを整備するのではなく、地域全体へのWi-Fiの整備が必要で、そのためには、官民連携で、民間のWi-Fi環境を活用し、アクセスポイントを行政と話し合って決めていく手法がコスト削減にもよいと考える。

・他自治体では、新宿区・豊島区・渋谷区・千代田区・江東区・あきる野市など、次々と地域Wi-Fiの整備が進行しており、民間のインフラを使って、FreeWiFiを整備し、どこでもWi-Fiがつながるような状況。
・世田谷区でも、観光、地域活性、そして何より災害の観点から、民間のインフラを使い、例えば避難所へのFree Wi-Fi、また、下北沢、三軒茶屋などの商店街、そしてオリンピック会場となる馬事公苑界隈などへのWi-Fi整備をするため、区内全体への地域Wi-Fiの整備が必要と考える。以前の質問の進捗状況も含め、区の見解を伺う。

 成果

・地域Wi-Fiの整備については、全国の主要な観光・防災拠点における無料Wi-Fi環境の整備を2020年に向けて推進することが政府方針にも位置付けられており、区といたしましても、必要性を認識している。
・また、地域Wi-Fiを導入済みの自治体では、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えた外国人観光客向けサービスとしての導入や、集客効果による商店街活性化などの地域振興、大規模災害発生時の避難所や帰宅困難者対策など、明確な事業目的をもって取り組んでいるものと 認識している。
・現在、観光・防災に関係する所管等と、地域Wi-Fiの整備に向けた検討を進めており、年度内を目途に方向性を定めたうえで、具体的な整備方針をまとめてまいる。