課題

・行政手続きのオンライン化について、他自治体では、目標値を具体的に掲げて実施する体制を作っている。一方で、世田谷区は「電子申請の利用拡充」など抽象的な表現にとどまり、具体的な改革内容や目標数値、スケジュールが示されていない。

・DXを進めるうえで大切なことは、高齢者の方への丁寧な対応。

課題解決に向けた質問・提案2

DXを進めるのと同時に大切なことは、機器の扱いに不慣れな高齢者の方への対応。

世田谷区でも書かない窓口の設置、また高齢者へのスマホ無償配布など、DXの高齢者対策を具体的に検討していただきたい。

また、高齢者など、情報機器に不慣れな方々に対する対応をしっかり行うということを、世田谷区DX推進方針に明記していただきたい。

他自治体の高齢者の方への取り組み

・深谷市では、「書かない窓口」を開設し、職員が申請書に必要事項を聞き取りによって記入する取組みを始めている。

・渋谷区では高齢者にスマホを無償配布して、操作に慣れてもらう取組みを公表している。

成果

・行政サービスのデジタル改革にあたっては、高齢者を含め幅広い区民がデジタルサービスの利便性を感じられるよう、効果的な取組みが必要。

・デジタル化の推進により、区役所の窓口まで出向く必要のないオンライン手続きのサービス拡充を図りつつ、一方で、窓口での聞き取りによる申請入力システムや申請書の一括作成システムなど他自治体の事例も参考に、行政サービスの再構築に取り組んでいく。

・また、スマートフォンなどデジタル機器の扱いに不慣れな方への対応については、国や都の補助事業などにより高齢者等のデジタル活用支援を推進するとともに、課題と必要な対応を整理し、ＤＸ推進方針のバージョンアップに反映させてまいる。